60才からの美容術 ㊶ 愛しのコーヒー(その②)

 人は「いつもと違う」ことに如何に弱いのだろう。
 寝坊した、電車が事故で遅れたなどは、仕事に遅刻することに直結するので『自分の評価が下がるかもしれない』事態におののくかもしれない。ところが自分一人で完結する事でも、人間なかなか「まあいいや」とならない事がある。そして微妙に食い違ったパズルは次なる問題を提起する。
 だがこれがルーティンの進化と思いたい。

 ルーティンを活用せよ

 なんて大げさだが、今朝私にとって大問題な事件が起きた。何が起きたかは詳しくは後述するとして。
 私は朝起きて、エアコンのスイッチ→猫の餌やり→電気ポットのスイッチ(お湯が沸くまでにトイレとウガイ)→PC立ち上げ→コーヒーを淹れる→PCデスクの椅子に座る、の一連の動作を毎日順番をたがわず何も考えずにやっている。朝ルーティンである。

 人間の脳は判断を下すことにおいて使えば使う程疲労すると言われ、疲労が重なれば正常な判断を考えれなくなる、もしくは判断すること自体を嫌になるという。そこで仕事のパフォーマンスをを維持したいビジネスマンの間で流行ったのが日常生活のルーティン化である。

 朝起きて出勤するまで、普通やるべきことはかなりある。朝食は何を食べるか。何を着ていくか。シャワーは浴びるか浴びないか。持って行くものは揃ってるか。(地域によったらゴミ出しも朝?)どの順番でこれらをやるか。順番はおおよそ決まっていても「何を食べる」「何を着る」に関してはその都度立ち止まって考えることが多いのではないか。

 前の日に用意しておくという方法もあるが、大体夜は脳疲労が極限に達していて、考えたくないのが常である。明日のことは明日でいいや、と私もよく思ったもの。そして出かける時にいつものようにバタバタし、後で「あ、あれを忘れてた」。

 勤労主婦が仕事が終わって帰宅して「ご飯作りたくない」のは身体が疲れているのではなく、脳が疲れているせいだ。調理には判断することがてんこ盛りだからだ。だから主婦は夕食の献立は、朝ちょっと早起きして決めて下準備しておけば後が楽なのではと思う。朝の15分は夜の30分に相当するのだから。(でも若い時の早起きって辛いのよね)

 という事で、できるだけ「判断ごと」を無くすためにルーティン化。
 ところが。

 イレギュラーに出会ったら

 「コーヒーが無い‼」
 前日にポット近くに常備しているコーヒーのドリップパックが最後の1個だったので、「備蓄食品庫にコーヒーはあったはず」と取りに行ったのだが。無い。何度見ても無い。買っておいたと思っていたのは勘違いだったのだ。

 いやだいやだいやだ!コーヒーの無い朝なんて。この半年間コーヒーを飲みながらブログを書いてきたのに、コーヒーがないと書けないじゃない。紅茶?緑茶?ルイボス茶?全部朝の気分じゃないし、目が覚めないわ。
 キッチンのあちらこちらをひっくり返し、やっと1個のドリップパックを見付けて胸を撫で下ろしたのだった(この時点で完全に目は覚めた)

 しかしコトはそれでは終わらなかった。その大切なコーヒーを淹れて一口すすった時。
「薄い。不味い。」
 そんなバカな。つい一週間前までは飲んでいたメーカーだぞ?賞味期限内だし、ドリップパックなので酸化はしてないはず。現に開けた時の香りは良かった。なのになぜ美味しくない?

 ふと傍らのゴミ箱を見ると、昨日まで飲んでいたドリップパックのカラ。まさか‥。
 昨日までのは、友人からプレゼントされたコーヒー専門店が出しているものだ。1パックごとに豆や産地も違い、シャレた名前も付いていた。多分1パック100円以上はするだろう。5パック5日間それを飲んでいたのだ。そしてスーパーで買った大量生産の1パック20円のコーヒーに戻った途端これである。

 どうしよう。新米コシヒカリの後に古古米(言いすぎ?20円パックに失礼?)を食べたようなものである。
 ここで心の闘いが始まる。

 愛しているからこそ悩み進化する

 悪魔「大好きなコーヒーじゃないか。何万円もする訳じゃない。いいコーヒーを買えよ。ここまでケチったら人生楽しくないぞ。人生は短いんだ。楽しめ楽しめ!」

 天使「2~3日の我慢よ。そうしたらまたこの安い方に慣れて美味しく飲めるようになるわ。1ヶ月600円が3000円になるのよ?コスパ悪すぎでしょ。それにグレードを上げるのって危険な事よ。キリが無いもの。コンビニコーヒーだって飲めなくなるかもよ。」

 悪魔「そもそもコンビニコーヒーなんて滅多に飲まないじゃないか。今までどおり家で淹れて持って行けばいい。しかも薫り高い美味しいコーヒーを。」

 天使「いつも贅沢しないからこそ、いい物に出会った時幸せな気分になれるんじゃないの。毎日ご馳走は食べないでしょ?その内それにも慣れてアップグレードしたくなるわ。」

 悪魔「だが、いつも低レベルのものを口にしていると舌がバカになるぞ。コーヒーが好きと言っておきながら、味の良しあしも分からん味音痴でいいのか?」

 天使「この薄さだからこそ、夜飲んでも寝れてたのよ。濃いコーヒーなら、もう夕方以降は飲めなくなるわよ。」

 うわ~ん、どうしよう。今日買いに行かねば、それこそコーヒーの味以上の問題だ。どんな味でも無いのは耐えられない。どのコーヒーを買うかは今日決めねば。

 結論
 .1パック100円のグレードは経済的に無理。1ヶ月の食費予算が15000円なのだ。いくら好きでもその5分の1の3000円以上なんて出せない。1日2杯の日もあるし。
 .1パック20円のは取りあえず今日は買わない。明日もこれだと思うとテンションが上がらない。朝が気持ちよく始められるのは重要だ。
 .今日は1パック50~60円クラスを少量買ってみる(10p位)

 そして3の結果で。
 1.美味しいと思えたら→それを暫く続け(10日位)次にまたすこ~しグレードを落としてみる。
 2.まだ不味いと思ったら→次はドリップパックではなく、多少面倒にはなるが量で濃さが調節できる粉コーヒーを買って検討する。
 3.最終的に一回20円コスパに戻らなくても良い。1ヶ月1000~1500円で美味しいと思えるメーカーや方法を見つけること。(やっぱりグレードアップはするのか)

 人間の、良くも悪くも『慣れる』という性質の検証である。
 また、愛するコーヒーの美味しさの探求でもある。これはライフクオリティの進化ととらえよう。
 この結果によってルーティンも変化していくかもしれない。
 安い豆でもミルで挽いたら美味しいかもしれないし、忙しい朝はドリップパックで、そうでない時は豆からという使い分けもある。(いや、そんな事したらもう豆から戻れなくなったらどうする、と天使の忠告が‥。)

 今日は正月3日の日曜日。人出が多そうなので行くつもりはなかったが、行くなら早目の開店直後に限る。(お正月食材も値引きが始まるだろう)いざ、今年の初買いに出陣!

 それではまた次回。ごめんなさいませ。

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