ボロボロの上、重くて掃除しにくいソファ。壊れたが動かせない大型家電。もう全然使う気が起こらない健康器具。お客様用にするにはチャチな子供が使用してたベッド。
家に溢れる不要な家具・家電たちだ。
夫や子供達が家を出て4LLDKを一人で住んでいるとはいえ、そのうち3部屋と1Lが物置になっているのはいかがなものか。
この狭い日本では生活空間イコールお金と言われる。高い住宅ローンや固定資産税の支払いは何の為?このままでは部屋数だけはあるのに、友人や親戚を泊める事も出来やしない。
広いお家ライフを取り戻すべく、業者に不用品を回収してもらう決心をしたのであった。
不用品回収までの長い道のり
まずはイメージングでモチベーションアップ。不要な家具が無くなったスッキリした3部屋は、2つはベッドの入ったお客様部屋。ベッドカバーもかけてペンションのお部屋みたいに。
残り1つはジム部屋である。今電動ウォーキングマシンなどの運動器具はデーンとリビングの真ん中にある。運動しながらテレビを観るためである。
しかしそのテレビはもはや存在しない。殆ど観なくなったのと受信料節約の為に、リサイクルショップに売ったのだ。広いリビングでは冷暖房効率が悪すぎて、暑い日寒い日は運動する気にならないからね。(単にナマケモノ)狭い部屋ならエアコンが効く。
そして分かったのだが、リサイクルショップでは家電は製造されて10年以内のものしか引き取ってくれない。たとえ新品だとしてもだ。それを知っていたら、次男が大学生の時使っていた洗濯機はさっさと売っておくべきだった。2年使用しただけでずっと物置にあってもう10年。まだ十分使えるだろうが売れない。もう回収してもらうしかないのか。
子供達が自室で使っていた32インチのテレビも同様である。この洗濯機とテレビ2台だけでリサイクル料金が1万円以上。今回はこれらの回収はどうしよう。
ネットで不用品回収業者を探すと「不用品回収の窓口」というのがあった。「保険の窓口」みたいなもの?回収場所や不用品の種類などで最適な業者を3~5社を選んで、そこに連絡が行くという。
早速必要項目を入れて送る。すると10分もしないうちに1社目から電話が。その日のうちにもう1社連絡が入り、それぞれ見積りの日程を決める。実際のモノを見ての無料見積りである。
残りの1社はタイミング悪く、私が電話に出られない時だったらしい。また電話がかかって来るかなと思ったら、簡単な見積もりのメールが来た。家電もチェック入れてたはずなのにリサイクル料金が入っていない(買い取りの可能性も考えたんだろう)。だが、あまりにも簡単メールだったので放置。結局電話は無かった。
それとは別に気になっている業者があった。1回検索したら、しょっ中CMが入る様になった業者である。CM代という経費がかかっているのだから、お高めなのは予想できる。しかし人件費やエアコン取り外しも込みというのは惹かれる。普通エアコン取り外しは有料なので、今回は入れてなかった。買い替える時に無料でやってくれる所もあるからね。しかし出来るのならと(よく考えたらこれもリサイクル料金がかかるのだけど)
という事で「不用品回収の窓口」以外にも、ここに見積りを依頼したのだった。
いざ、見積もりの結果は?
バッティングしない様、3社で土・日・月で3日間。案の定、約束の時間の変更が2社あった。
1社目は若いお兄さん。腰も低く丁寧で態度は悪くない。
私も初めてなので、何がどれ位かかるか分からなかったが「思ったよりかかる」というのが感想だった。5万円以下で、と思っていたらそれはとても無理、というのは理解した。不用品の量によって使うトラックの大きさが変わり、当然料金も変わる。だが、1トンってどれ位?(2社目の人が2トンの屋根なしトラックに乗ってきてイメージが出来たが「これでも無理じゃね?」と思ったね。)
少な目に見積もってもらっても2トントラックは必要と言われ、それだけで2~4万円以上?(同じ2トンでもトラックの種類によって積める量も変わるらしい)要はどのトラックを使うかで料金が変わるというシステム。
1社目はソファやガラステーブルなどの大物を外した最低数で見積もり。人件費も別途である。まあ、細かい項目はどうでも良くて、大事なのは総額である。
2社目は例のCM業者である。来たのは中年の押し出しのいいオジサン。如何にも経験豊富そうである。今度はあれもこれもと最大数を見積もってもらった。
しかし最大量の見積もりは凄かった。トラックも大きくなり、消費税を入れたら10万円近く!全部コミコミかもしれないが、腰が引けるお値段。でも何もかもこれで持って行ってもらったらどんなにスッキリするだろう‥。
お忙しいのか、きちんとした見積書は出さず口頭でとメモで説明。見積りは玄関先の数分で終わった。そして長年の経験者としての忠告?で、見積り額に追加料金を取る業者もいるから注意するようにと。(自分の所は絶対そんな事はしないと言いたいのね)
3日目の3社目。今度も若いお兄さんだ。おや、立派なセダンに乗ってきて、儲かっているのかしらん?愛想は良くて接客態度は問題なし。
しかし今までの2社と違っていたのは見積りの方法。今までは不用品の量を業者が見て、どれ位の大きさのトラックが必要かを判断、そのトラックの値段で見積り額が決まっていた。だが今回は「この量だと1つ1つの金額で計算したほうが安くなりますよ」と腰を据えて、見せた全てのモノの金額を計算し始めたのである。
時間はかかったが、はたして見積り金額は。
最安値であった。2社目より減らしたモノもいくつかあるが、それでもかなりの物が減らせる。
洗濯機を残すと決めたのもこの時だ。お兄さんは「回収しても古いから廃棄するだけだが、使えるなら使った方がいい」と言ったのである。イエス!私が欲しかった言葉である。前の2社は唯々諾々と引き取ってリサイクル料金をとっただけだろう。
私は全てのものは使われる為に作られると考えている。何十年も使われて天寿を全うしたなら良いが、2年しか使ってない洗濯機はそうではあるまい。引き取り手を探そう。手間の問題ではない。
もし誰も引き取ってくれなかったら私が使ってあげよう。今使っている洗濯機はもう10年を超えていて、乾燥機能はダメになってていつ壊れるかもしれないのだから。(それまでは壊れたら最新式を買おうと思っていたが)
そして、ここでは見積もり項目に挙がっているものは確実に持って行ってもらえる。「トラックに結局載りませんでした」は無いのである。「これ以上に金額が増える事は無いか?」と訊いたら、見積り書に『追加金額は一切なし』と直ぐに一筆書く手際の良さ。
即決である。少し値引きもしてくれた。(実家にも不用品があるのを匂わせたのもあるけど。事実あるからね)何より、私が3回の見積もりで予算に合う処分量が分かったというのが大きいかもしれない。
私の今までの経験上、お見合いも面接も何でも。1回目より2回目。2回目より3回目。回を重ねる毎に何が見えてくるかというと。
『自分が何を望んでいるかという事』
1回で成功する、決まるのが必ずしも良い事ではない。時間や手間や失望など、面倒はあるが最適解に満足したいならそれらを避けてはいけないのである。
それではまた次回。ごめんなさいませ。


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