仕事始めました! ⑪電池切れ

『電池切れ』の経験は誰しもあるだろう。いや、携帯のことではない。
 自分の電池切れである。よく幼い子供が家族で遊びに出かけてはしゃぎ、帰りの車で死んだ様に寝ているアレだ。学生時代のスポーツの大会の夜や試験のあと(これは単純に睡眠不足かも)、大人になったら大きなセレモニーの責任者(例えばお葬式の喪主?これは精神的ショックが大きいか)の時もそれは起きるだろう。
 膨大な情報量とそれを処理し判断を下す脳神経、そして多くの場合それに連動して動かす筋肉。一度に同時にアレコレするマルチタスクの使いすぎで、脳が『もう勘弁して‥』と言って働くなるのが電池切れである。時に猛烈な眠気もきて、ストンとそこで寝てしまうことも。

 マルチタスクは得意?

 私に昨日それがきたのは午後4時頃だった。
 私は朝は4~5時に起きるので、丁度朝起きて12時間後ぐらいだ。朝が7時起きの人だったら夜の7時ぐらいというところ?(それなら、と思い当たる人もいるかもしれない)
 私の場合「朝そんなに早起きして何してるの」と思われるだろうが、多くはこうやって思いつくままにブログを書いている。これはある意味『あまり脳ミソを使ってない作業』だ。今の私にとってはマルチタスクな作業ではない。

 マルチタスクとは複数の作業を同時にもしくは短期間に並行して切り替えながら実行すること(ウィキペディア)とある。自動車の運転がいい例だ。目から得た情報(道路状況、標識、前方・後方車両や対向車)を処理しながら、手はハンドルをきり足はアクセル・ブレーキを踏む。状況に合わせてライトを付けたりウインカー出したり。私の場合はマニュアルミッションなので、それにギアチェンジとクラッチ操作が加わるが。
 現代の仕事はマルチでないと務まらないとさえ言われている。携帯やPC操作でさえそれに近い。昔ながらの単純作業では成功はしないとまで。まあ、これは思考の話だろうけど。

 反対語にシングルタスクがある。何か一つのことを集中して行う事。
 何かに集中するあまりに時間があっという間に過ぎることがないだろうか。手芸とか本を読んでる時やゲームをしている時。私にとってはこのブログを書いている時とかな(何しろあっという間に3時間位たつ)。

 もちろんどちらにも向き不向きがあり、職業がある。マルチがもてはやされる時代とはいえ、コツコツ集中してやる職人さんや芸術家さんもいなくては困るもんね。

 人はそもそもマルチな存在

 実はマルチタスクとシングルタスクに明確な境界線はない。そもそも人間は生活すること自体がマルチでないと出来ない。立つという行為でさえも「立って安全な場所か確認して」「足の裏を床に付き」「膝を曲げ足腰の筋肉を使いながら」「体重移動する」を無意識に瞬時にやっている。

 条件反射と言う言葉があるが、『何も意識してないのに身体が勝手に反応して動く』こと。人間は脳を疲労させない為に、何百回、何千回繰り返したことは『脳の意識領域』をすっ飛ばして必要な神経に勝手に繋ぐらしい。
 最初は自動車学校でおっかなびっくり一つ一つの動作を確認しながら運転していたのが、何年も運転しているうちに運転しながら「音楽を楽しんだり」「考え事したり」できるようになる。ま、ちょっと危ないんだけど。そうなるともう運転動作はマルチではなくなっている。

 マルチではなくなった動作は楽だが、こればかりやってたら人間おバカになるというのが私の持論である。常に生活にはマルチな部分を取り入れていくことがボケ防止だと。

 私の趣味は歌(コーラス)、ダンス、演劇だが気が付けば、どれもマルチの極致である。身体が覚えるまでの苦労は半端ない。
 ご存じの様に歌は旋律、リズム、歌詞、音楽記号を同時に注意しながら声帯や息継ぎをコントロールするマルチ作業。ダンス、演劇も同時に頭の中は高速で猛回転してやっている。(だから大会や公演前のロング練習では休憩が入っても4~5時間で集中力が無くなる) 
 つまりはこういう事がもともと好きなんだよね、私は。コツコツと何かを積み上げるのでなく。だから手芸や絵画・彫刻などには心惹かれないのだろう。
 そうして少しずつ神経が繋がっていき、楽になってからはまた別のものが見えてくるのが醍醐味である。(だから覚えるだけで終わってしまう人は勿体ない)しかし、この神経が繋がる(条件反射)になるまではフツウは数えきれない位の反復が必要だ。

 電気切れを起こさない為には

 で、昨日はどうしたかというと、朝起きて5時から『インシデント報告(仕事でミスった時の報告書。涙‥)』を書き、午前中はまだ慣れない仕事で頭の中グルグルして、午後からのダンスレッスン。

 ジャズダンスなのでレッスンの後半はインストラクターの振り付けを目で見て覚え、瞬時に自分の身体で再現するという作業を繰り返す。これが最高に頭を使う(頭より先に身体が動かなくなる時もあるが)。インストラクターの先生もベテランで「もう、これ以上は無理!」というところで終わる。

 そしてフラフラと帰りにスーパーで少し食材を買って、帰宅したところで電池切れ。
 冷蔵庫にあった、直ぐに食べれるものを幾つか口に入れ(朝から食事してなかった)ソファーに倒れ込んでからの記憶が無い。気が付いたら外は暗くて7時前になっていた。

 マルチタスクとシングルタスクのバランスは重要だ。私的にはマルチの割合は3~5割が最適かな。マルチばかりで一日が埋まるとこんなことになる。今まで趣味の日には仕事は無かったので、マルチな趣味に集中することが出来た。しかしこれからは趣味の日にも仕事は入って来る可能性大(そういう仕事を選んだからね)。

 対策は一つ。早く、仕事の多くのまだマルチタスクの(グルグル考えている)部分をある程度シングルに移行させることしかない。そしてそれには時間がかかる事も、いつかは出来る(辞めなければ)ことも私は経験的に知っているのである。

 それではまたね。ごめんなさいませ。

 

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