望みというものは、一生懸命追い求めるものではあるとは思う。望んで、その方法を模索し試行錯誤して、それでも大抵、成果は全くないか微々たるものだ。なのに叶えられる瞬間というのは、ある日突然降ってくるかのようにやってくるのである。
私はずっと痩せたかった!
私の20年来の望み‥いやこれまでの半生の、と言ってもいいかもしれない。
それは『痩せたい!』というものである。
思えば両親とも肥満体型で(つまり肥満を作るような家庭の食事だった)小学校の高学年から太りだした私。高校生の時には文字通りぽっちゃり体型で、彼氏が出来ないのはデブのせいと思い込みコンプレックスの塊りに。
高校を卒業し専門学校の寮に入り、糖質制限に出会って15㎏の減量に成功!しかし就職して仕事のストレスで食べまくり、10㎏のリバウンド。
何とかせねばとジャズダンスを始め、丁度その時流行っていた鈴木その子さんの脂質制限をやって8㎏減量する。しかし体重はほっといたらじわじわと増えていくのである。妊娠するまでジャズダンスは6年ほど続けていたが、舞台前は頑張って我慢のダイエットで5キロぐらいは減らすものの、終われば気をつけているつもりなのに元に戻るの繰り返しだった。
こう見えて(どう見えて?)私はナルシストである。まあ、人間なら誰でも多少はそうか。誰でも自分は少しでもキレイ、もしくはカッコよく見せたいし、そういう自分は誇らしい。ダンスの世界ではまさにそうである。
私の顔は横から見ると鼻ペチャでカッパ口である。しかし写真を撮る時はそれを上手く隠して、尚且つあまたの若見え方法を駆使するので、いつも写真は別人と言われる。やっぱりブスな自分は直視したくないもんね。化粧で別人と言われるのも同じ理由。そんなこんなで顔は多少はどうにかなるものだ。
しかし体型は‥。背は低いのに洋梨体型。体脂肪は30%越え。
「あと5㎏減らしたい!」「Lサイズのパンツを卒業したい!」「体脂肪を26%以下に!」
この20年ずっとそう思って生きてきた気がする。下半身デブの自分は許せない!そうして前がⅤの字に開いたまま閉まらないパンツを捨てれないでいたのだった。
そして去年、旅行先でお腹を壊したのとその後すぐのインフルエンザで2㎏位減ったが体脂肪に変化はなかった。このままだといつもの様にまたいつのまにか体重が戻って終わりのはずだった。
キッカケはコロナ禍⁉
ところが!転機はコロナだ。コロナ禍でリストラ生活となり、まず夜勤が無くなって生活が規則正しくなった。
『毎日ちゃんと睡眠が取れること。』それはなんと大切な事だったろうか。今は夜は10時頃自然と眠たくなり、朝5時頃ふと目が覚める。起きる為に意思を振り絞る必要が無い毎日。もう10ヶ月ぐらい目覚ましはかけていない。
仕事をしている、または子育て時代は10時に寝るなんて無理!と思うだろう。夜7時に帰宅して食事や入浴、子供の世話をしてたらすぐ12時ぐらいになってしまう。くたびれてストレス解消にテレビやネットを観たくなるのもわかる。ちょっとだけゲームやメールをと思ってやってたらすぐに1時間位たってしまうのだ(ゲームはホント時間泥棒です。今すぐアプリを削除しましょう)
だが、5時に起きて自由な時間が2時間位あるとしたらどうだろう。それらや入浴は朝でもいいし、晩御飯が直ぐ食べれるように仕込みをするのもいい。何より頭がスッキリしている。
慢性的な睡眠障害は正常な食欲中枢を乱す。それは起きている間ずっとである。
人間は疲れると甘いものが欲しくなる。以前は夜勤明けに無性に甘いものが食べたくなった。しかしそれはその時だけと考えていた。だが、定期的に夜勤で無理やり徹夜するという無理を身体に強いてきたこの何十年が、私の自然な体重維持を阻んでいたのは間違いないと思えるのである。
夜勤のある仕事を否定しているわけではない。しかし体重や健康に問題を感じているなら、まず睡眠状態の見直しが必要だ。
不思議なことに決まった時間に起きて決まった時間に食事すると、決まった時間にお通じがある(別に不思議ではないか)。
ステイホームでYouTube動画などをよく観るようになり、食についての情報やファスティングを知って徐々に実行していったのも大きい。ジャンクフードを避け野菜や良い油を摂る生活になって7か月のリストラ生活で、私の体重と体脂肪はするすると落ちていったのである。
禍福は糾える縄の如し
2月から仕事を始め、精神的ストレスがどっと増えて。その為か一時的に眠れなかったり、起きれなかったり(と言っても5時にはということ)した日も出てきて、自分でも「また乱れてきたな」「疲れたなぁ」と感じていた矢先に、コロナの濃厚接触者になって2週間の神様からのプレゼントが!
仕事に行けなかった2週間は生活リズムを戻すこと、身体を動かすこと(ジャングル化していた庭を毎日掃除していた)、食事を楽しむことに専念した。食事を楽しむと言ってもご馳走を食べるという事でなく、作る方だ。なんせ買い物に行けない。備蓄食料や冷凍していた肉や野菜で、いかにして健康的に食べ繋げられるかで遊んでいた。もちろんパンやおやつも手作りである。
そうしてこの期間に、新しい仕事に対しての想いやそれに合わせての生活パターンなどを構築していけたのだった。
実は2月から体重計にも乗っていなかった。朝が寒かったのでマッパになりたくなかったのだ。そして仕事再開、気温も春めいて久方ぶりに体重計に乗ると。
えっっ??体脂肪が24%台に⁉体重も1㎏以上減っている。もはや今の体重と体脂肪率は20年来目標にしてきた値なのである!
何という事でしょう、と言うしかない。痩せたくて痩せたくてテレビ通販で繰り返しダイエット食品や痩せるという下着を買い続け、ウォーキングやジム通いを始めてはいつの間にか挫折、いったいいくら費やしただろう。去年の年末ごろから体重や体脂肪が横ばい(26~27%)になっていたが、それでもその状態を維持出来ているだけで満足だったのに。
今の仕事(訪問看護)がいい運動になっているという面もあると思う。けっこう歩くし、入浴介助をしたら汗びっしょりになる。そうやって60才過ぎてまだ身体を動かせる自分が誇らしくもある。
ここ1~2か月、アンラッキーなことが続いたが、それはアンラッキーではない。人生の禍福(いい事と悪い事)はあざなえる(より合わさっている)縄のように絡まっていてそれは影響し合っている。
そして私達は時々、思いがけず望みが叶うのである。
それではまたね。ごめんなさいませ。


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