春、花粉が飛び交う季節。アレルギーで鼻炎や目の痒みでお困りの方もいらっしゃるだろう。何十年とそんな症状なかったのに、ある日突然発症!ということもある。アトピーも含めて現代病と言われるアレルギー。何故今はこんなに多いのだろう。
もしかして、その原因は・・?
私のアレルギーとの闘いは、そもそもは私が尋常性乾疹というものに(これも一種のアトピー)若い時から悩まされていたことから始まる。最初は頭皮の中の一部だけに限局していた。痒みがあるので搔きたくなるが掻くとフケみたいな湿疹のかさぶたがおちるので、時々トントンと頭を叩いていたものである。訳知りの友人からは「そんなに叩くと脳ミソが落ちるよ」と言われていた。それは年と共に領地を拡大し、今や頭皮の大部分とうなじまでカサカサである。
両親がアレルギーで悩んでいる所は見た事が無かったので、私固有の何らかの原因があるのかもしれない。思い当たるとすれば食生活である。20代の頃はジャズダンスにハマっていて、ひたすらレオタードの似合うスリムな体を目指しダイエットに励んでいた。宣伝の謳い文句に踊らされて「今度こそ、理想体重に!」と使ったダイエット食品やサプリは数知れず。今考えたら恐ろしい。
そのツケが最悪な形で現れたのが息子の重症アトピーだったかもしれない。母乳栄養にも関わらず生まれて数週間で湿疹とそこから出る浸出液でべとべとになり、痒みと痛みで泣き叫ぶ乳児となった。できる事は何でもやったと思う。空気清浄機、アルカリイオン整水器、高級布団、24時間風呂システム。お金もかなり使った。母乳からアレルゲンと言われる乳製品・大豆(豆類)・卵成分を抜くために一切それらが含まれる食品を食べないようにした(お菓子類はほぼ全滅)。検査でアレルゲンに米・麦まで出たので、終いには粟や稗のお粥と塩のみで味付けた(味噌、醤油は大豆や麦だからね)白身魚や貝、青菜だけの食事となった。牛豚鶏の肉、青魚がアレルゲンになり易いと言われていたからもとより除去。そして皮肉にも1~2週間で5キロ以上痩せた私を見た小児科の主治医が、母乳栄養を諦めてアレルギー用ミルクを勧めたのが生後10か月の時。何をしても改善が無く疲れ果てていた私はそれに同意した。
それでも息子のアトピーは劇的に良くなることは無く、成長と共に軽減はしたが小児喘息も併発した。大人になってそれらの心配はなくなったらしいが、近くに住んでいないので詳細は分からない。ただ今は普通に社会生活が出来て良かったなあと思うばかりである。
私はと言えばその頃は『子供の為』と思っていたからこそ極端なダイエットに耐えていたので、好きに食べ始めたらじわじわと体重は戻り、いやそれ以上に増えてまた『年中痩せたい症候群』になってしまった。そしてまた性懲りもなくダイエット食品に頼り始めたのだった。
一番の幸せの土台は
今から20~30年前はネットからの情報もなくテレビ全盛時代。安全性など何の疑問も無く、宣伝のままを信じて食品やサプリを摂取していた。高度成長時代で世の人は皆悪意が無く、社会は平和だと信じていた頭がお花畑の頃。今や食品業界や薬品業界の闇はネットに氾濫し、少しずつ若い世代には知られつつあるがそれもまだまだだ。偉そうにこう綴っている私だって2年前は何も知らなかったのだから無理もない。何も知らなくたって日常に不便はないのだから。でも知らない事で10年後、20年後に自分の健康を破壊することになったら?
幸せの3要素と言われてるものがある。
1.健康であること。2.経済的に不安がないこと。3.社会的な繋がりがあること。
もちろん一番大切なのは1の健康である。幸い日本では経済的に困っても社会保障があって衣食住に困ることは無いしね。しかしどんなにお金持ちでも、癌の治療中や腎透析で外出一つままならない方々を仕事で見てきて「身体的な自由を保つことこそ幸せの土台である」ことに痛感している。
人間も自然の一部の動物でそれを何万年も続けてきたのに、ほんのこの数千年で文明ができて、この100年位で食の大量生産、加工技術の進歩で飢えることは少なくなった。だがその100年でどれほどの事が変わったか。日に当たらずコンクリートの中に住み、座りっぱなしになり、加工されて自然には存在しない成分の入った食品を食べている。野を駆け回ってその時食べていたものに身体を適応させてきた何万年をも無視して。
「運動って疲れるじゃん」と思って運動習慣の無い方へ。人は運動しないと逆に早死にするようにできているのだよ。運動効果はかなり見直され、筋肉や関節だけでなくホルモン分泌や精神状態にまで良い影響がある。運動はジムやスポーツだけじゃない。家事や歩くだけ、走るだけでもいい。欧米の高齢者は積極的にDIYやガーデニングで身体を動かしているそうだ。日本人は家や庭は業者にやってもらうモノ、家事は機械にやってもらうもの、空いた時間はもっと有意義な事に!とネットではよく言われているけど。もっと有意義な事って?仕事?身体を動かさない娯楽?
ということで私はあえて今ルンバを買わない事にした。将来は要るかもしれないけどね。
しかし、今「身体を動かそう!」「自然のものを食べよう!」と言っても、働く世代にはその余裕がない。皆仕事や子育てで疲弊して、そんなことは考えない様に仕向けられていると言っていい。私もそうだった。便利なモノ、安い物に流されていくのだ。意識しないと情報を得る時間も無く、身体を動かす時間を作るにも、安全な食品を選ぶにもお金がかかる。
そうやって日本人はアレルギーやガン、認知症をはじめとする現代病に侵されていっているように思える。
アレルギーの薬について思う事
西洋医学の弊害もある。看護という仕事をしていてこう言うのもなんだが、西洋医学は症状を抑えるものが殆どで病気を治すものではない。本質的に身体を正常に戻すのは自分自身だ。何かの本で見たが、病気の症状はその人の生活の何かが適切でないサインだと。アレルギーに関してはアレルゲンが身体の中に入るという事、それに対する体質の問題。アレルゲンをなるべく入れない対策(全くゼロも良くないという説もあり)とアレルギーに負けない身体作り(それは食品だけにとどまらず睡眠、運動、ストレスなどの見直しも含めて)を考えるべきなのだが日本人は直ぐ薬に頼ろうとする。確かに薬で直ぐに不快な症状は治まるかもしれない。勿論全て病気がそうだとは言わないし急性期の薬の使用を否定はしないが、何故そうなったかを考え続けないとアレルギーに関しては思考停止のその場限りになるのではないだろうか。それは試行錯誤の長い道のりではあるが。
ちなみに最近違うアレルギー性の湿疹を発症したので皮膚科に行ったら、服用の抗ヒスタミン剤を3週間分も処方された。痒みで寝られなかった2~3日は使ったが、その後は快眠できているのでさっさと止めた。ネットで抗ヒスタミン薬は神経症状に副作用があるものもあり、長期間の服用は避ける様にというものがあったのだ。それを鵜呑みにはしてないが、再診の時「飲み薬は全部飲みきった方がいいか」ときくと「そうしてください」と(!!)。いや、今痒みや湿疹の不快な症状は多少あるものの、生活に支障ないので飲まないけど。湿疹は身体の毒を皮膚から出している症状だと言うし、痒い時だけかきむしらない様に少量の塗り薬を塗っていてゆっくりだが快方に向かっている。そう、自分の力で治る時はゆっくりだ。薬は症状を抑え込むので、すぐに治ったように思わせていないか。薬の多くは諸刃の剣、飲まずに済むなら飲まないがいい。
で。私の尋常性乾疹は快方に向かっている。詳しくは「60才からの美容術㊼髪さま、ありがとう(その2)」を見てね。
それではまたね。ごめんなさいませ。


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