妊娠と肥満 -終わりなき闘い⑫脂肪その2-

これを読んでいるあなたはアブラどうやって作られ、店舗に並んでいるのかご存じだろうか。食品の一つ一つの製造法を知る必要はないかもしれないが、アブラに関しては知っておいた方がいい。
日本を含む現代の先進国では、毎日誰もが口にしているもの。
人によっては多量に。必要以上に。そのことは問題になっている。
そしてオメガ6系脂肪酸オイルやトランス脂肪酸の摂りすぎの弊害についてお話した。
だが、アブラにはまだ問題が残っている。

今回の結論:良い油を選び、正しく使い、美味しく食べよう

アブラは作られ方が肝心

「知ってるわよ、揚げ物は植物油の酸化が悪いんでしょ?いつも新しいアブラを使ってるし、古いアブラは使いまわしはせずに処理してるわ」
う~ん、そうだね。そうやって気兼ねなく古い油を捨てる事ができるのは安い油だからよね?いくら美味しいからって、天ぷらを専門店みたいにゴマ油100%で揚げないし、エキストラバージンのオリーヴオイルでもしないでしょ?

安いサラダオイルは特売で1リットル200円台?(買ってないからよく分からないが)
ほとんどが大豆とか菜種が原料だろう。
不思議に思ったことない?大豆(乾燥豆)はあんなに高いのにそれから絞った油は何故あんな値段なの?海外の安い大豆と安い労働力で?輸送コストがかかりそうだな。
そう、もちろん大豆は輸入だがそれを搾油、精製しているのはだいたい国内だ。
輸入大豆の安全性はひとまずワキに置いといて。

大豆やコーン、菜種も絞っただけではあんなにアブラは取れないので、溶剤を添加して油分を抽出する。(この溶剤が劇薬で絶対に人体に入れてはいけないものだが、精製の過程で高熱で完全に気化して残らないので安全だとされている。そしてこの高温処理トランス脂肪酸フリーラジカルがつくられ、微量栄養素はすべて無くなる

そもそも自然の絞っただけの油は酸化しやすく、日持ちが悪い
なのに遮光容器でもないし常温で保管してても、何故長期間どうもならない。
そのように変えているということだ。
特にマーガリンなどの水素添加した硬化油は腐らず虫も寄ってこない(分子構造がおそろしくプラスチックに似ているそうだ)バターはそうならない。
どうしてマーガリンがバターの代用になれよう。

コールドプレスという方法がある。60~70度でゆっくり圧搾する、昔ながらのやり方に一番近いものだ。ゴマやオリーブ油に多い。ゴマでもそうでない製品があるが、海外のオリーブ油はまずこの方法である。オリーブは搾るだけで油が取れる貴重な実だ。
オリーブ油以外の油を買う時このコールドプレス(低温圧搾法)の表示があるか見る。
当然いいお値段だ。

オリーブオイルのススメ

私は日常ではオリーブオイルだ。滅多にしないが、揚げ物もこれで揚げ焼きにする。オリーブ油もあまり加熱しない方がベターらしいが。
もちろん一番搾りのエキストラバージン(EXV)である。(オリーブ油にもランクがあり、海外は細かく表示されているが日本はユルユル)
EXV以外は搾りかすから絞ったものにまたEXVを一部混ぜて香りづけをしている。

ちなみに市販の紅花油とかキャノーラ油とかも「一番搾り」ってラベルに書いてなければそういうもんだよ。

何年か前に、EXVじゃないのにEXVの表示をした悪い輸出業者がいて問題になった。
(イタリアかスペインだったっけ。まあ、違いがわかるかと言われても自信はないが)
これも安物には注意だ。ちゃんと遮光のビンに入ったそれなりの値段のものが安心。
カルディのような輸入食品店でもいいが、スーパーでも売られている「BOSKO」は日清サマお墨付きのEXVらしい。
オリーブ油も冷蔵庫に入れられればいいのだが、低温では固まって使いづらくなるのでやや不経済だが小瓶を買って早く使い切るようにしている。フレッシュで上質なオリーブ油は緑がかった色でフルーティな香りがする。
バターと同様、私の食生活にはなくてはならない美味しいアブラだ。
オメガ3も他の植物油より含まれている割合が多い。

人類はついこの間まで飢餓との戦いで「飢えるよりかは毒でなければ何でも食べる」生き方を強いられてきた(今でもそういう国はあるが)
安全よりは価格の安さと利便性を私達が優先する限りは、今もこれは変わらない。
自分で何を食べるかを選べるのにも関わらず、企業や外食産業が提供するものを疑わないように教育されてしまっている。
私達の食生活は本当に豊かになったのだろうか?飢えてないだけ?
なぜ人々はこんなにも食に無関心になったのだろう?

私のダイエット史 其の二

話は変わるが、せっかく専門学校時代にダイエットに成功したのに、根本的な問題が分かってなかった私は時々襲ってくる過食(助産学専攻科時代に千〇饅頭を一晩で24個食べたという逸話が同期生の間に残っている)と上手く(?)付き合いながら就職をした。その頃はまたジリジリと体重は増え50㎏程になっていたが、見た目デブというほどではなかった。
ところがである!就職したのは産科病棟。当時は患者様からの差し入れお菓子は貰い放題。分娩数も多かったせいか毎日のようにお菓子のハコが2~3個来る。
そのままにしていたら直ぐに休憩室がお菓子であふれかえるので、仕事に行く度に手分けしてお持ち帰りである。
新人でいっぱいいっぱいだった私は、アパートに帰宅しても食事を作る気力もなく、手近にあったそれをむさぼり食べてたら(ストレスもあったのだろ。でも懲りないヤツ‥。)就職して半年で7㎏増!

さすがにヤバいと思い、当時流行っていたジャズダンスを習い始めたら‥はまった。
そして翌年の夏には発表会があることを聞いた。
「この身体ではレオタードでとても舞台には上がれない!何としても痩せねば!」

その時に出会ったのが「鈴木その子の油抜きダイエット」だった。
ご飯や和菓子はOK、でもちょっとでも脂質が含まれているのはNG。当然洋菓子はダメだし、洋食自体食べれないというより、その料理ではなくなってしまう。(ホワイトソースもどきのグラタン、チーズのないピザ?)
肉や魚はしゃぶしゃぶみたいに油分を落としてから食べる。(ミンチも湯通し!)

確かにこれではカロリーは下がる。
若さ(23歳)と激しいダンスの練習と気合いで見事(?)8㎏の減量に成功!
私にとってラッキーだったのは痩せる目的が「発表会」にあったことで、それが終わればこのダイエット法が面倒くさくて続けられなくなったこと。(気合が抜けたってことね。)

その後ダンスは続けるのだが、数年は「発表会の夏」との「忘年会・正月の冬」とでは5㎏以上体重が違う(その度にいろいろなダイエット法を試すのだが)という愚行を繰り返す。

前回書いたが、極端に脂質または糖質を制限するのは危険だ
どちらも絶対必要。そう身体はできている。もちろん他の栄養素も。

糖質が悪いのではない。脂質が悪いのでもない。両方を一緒に、多量に食べるのが良くないのだ。ホント「美味しいものは、脂肪と糖で~」は名言だね。
私はこれを聞くとドーナツを毎日の様に食べて肥満し心筋梗塞で亡くなったエルヴィス・プレスリーを思い出す。(死因は便秘という説もある)ドーナツには罪はないが。
「いや、まさかドーナツは毎日食べないでしょ」
そう?じゃ菓子パンは?
なぜか日本人は菓子パンを食事代わりにする。菓子、がついてるのに。
しかも2~3個食べる。
ヨーロッパではそんなことはない。(米国人は甘いパンよりハンバーガーに走る!)
甘いパンはあくまでおやつだ。(マフィンやスコーンもね)
日本の菓子パンの種類の多さに仰天するらしいよ。

菓子パンの袋の裏の成分表示を見てごらん。ドーナツやケーキとほぼ同じだ。
菓子パン2個はドーナツやケーキを2~3個食べているのと同じ。
何も気にせずに朝食やランチに食べていないだろうか?

それではまた次回。ごめんなさいませ~。

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