妊娠と肥満 -終わりなき闘い⑬脂肪その3-

前回までのおさらい。

1.オメガ3の油脂を積極的にとる
2.できるだけコールドプレスの油を選ぶ
3.トランス脂肪酸が多い油脂は避ける

一番難しいのは3.だろうな。なんせ日本はトランス脂肪酸の表示義務はなく、これらの食品は「ん?オレらの何が悪い?」とスーパーの棚にズラッと鎮座している。
いや、悪いかと言われれば‥(悪いのだが)これらの安価で美味しい食品は戦後の日本の経済の高度成長と食生活を担ってきた部分はあるのだろう。

なんせ学校給食はこの種の油まみれだった。パンに使うショートニング、そのパンに塗るマーガリン、おかず調理には安価な植物油。そうしないと給食費がとんでもない値段になる。今もそうではないか?米食も増えたので昔ほどではないにしろ。(私の時代の給食の主食はパンオンリーだった)
今更全部、身体には良くないと懸念されている油を使ってました、と大々的に言えないだろうな。
「子供にそんなもの食べさせて!」
そう、ある意味子供だから、新陳代謝も活発で細胞も若く、これによる健康被害はほぼ出なかっただろう。(今は肥満児童や心臓病も増えたと聞くが)
しかし子供だったからこそ、食習慣嗜好に大きな影響を与える時期。
毎日毎日供されたマーガリン(ついでに言えば牛乳ね。私は脱脂粉乳も飲んだ世代)と植物油は身体にいい、動物油脂は身体に悪いというおおざっぱなくくりの宣伝をテレビで繰り返されたおかげで何十年もバターはあまり食卓や料理には登場しなかったのだ。

前置きが長くなったけど、今回の結論

オリーブ油以外で良いアブラ!バター、アマニ、えごま、ココナッツ

バターはもっと食べて大丈夫

今でもバターよりマーガリンの味の方が好き、という人もいる。
何よりマーガリンはパンに塗りやすい。せっかちな現代人はバターが柔らかくなるのを待ってられない。
しかし私はバターを選ぶ。ホテルのランチのパンについてくるのがバターかマーガリンで、そのホテルの意識やランクも見てしまう。

私は今でも覚えているが、以前読んだ本で紹介されていた研究結果が、
昔ながらの生活を営み、バターを食するも心臓病はほとんどなかった村(インドだったと思う)に文明の波が押し寄せ、バターがマーガリンにとって代わると心臓病は一気に増えたというものだった。その本では新たな食品は数十年では健康被害があるかどうかは分からないという警告を発していた。

バターは何千年もの間人類が取り続けてきた安全なアブラだ。
日本では江戸時代の徳川吉宗がインドから乳牛を輸入し、バター(牛酪)を薬として食していたという。
バターには共役リノールが含まれていて、これは腸内の悪玉菌を抑制したり、ダイエットに効果がある。(体内の脂肪をエネルギーに変えるホルモン感受性リパーゼという酵素を活性化し、脂肪を取り込む酵素を阻害する)
だからバターは太るは誤りで、バターと糖質を一緒に摂ったら太るが正しい。
私が太っていた時はアツアツご飯をバターと醤油でまぜた「バターご飯」が大好きだった。これでどの口が痩せたいと言ったのやら‥。
共役リノールは他の植物油にも含まれているので、「リノール酸は身体に良い」とうたわれマーガリン等によく表示されていた。これじゃプラスマイナス0だよね。

惜しむらくは必須脂肪酸は含まれていない。つまりバターでオメガ3の脂肪酸はとれない。だから別にオメガ3の油脂はとらなくてはならないのだ。

前回お勧めしたオリーブオイルは2.のコールドプレスではあるが、足りないオメガ3を補う程ではない。オメガ3:オメガ6は1:10位で他の植物油よりマシ(紅花1:60
、コーン油1:50、ゴマ油1:40)で推奨値の1:4に遠く及ばない。

ちなみにアマニ油4:1だ。だから手軽に摂れるオメガ3として引っ張りだこになった。私は今はアマニ青汁(アマニ種子まるごとひいたのを青汁に混ぜた製品。一回分ずつのアルミパック)でズルしている。毎朝のアマニ青汁豆乳割り。
アマニ油はとても酸化しやすいと聞く。オイルで摂るなら小瓶で冷蔵庫でさっさと使うこと。私も一時期アマニ油を摂っていたが、香りが好きになれなかったのと、加熱できず後からかけるのをすぐ忘れて続かなかったな。
アマニと同様、えごま油60%のオメガ3を含んでいるから合格。
どちらも低温圧搾のをね。
DHA・EPAのサプリも時々とっている。青魚をきちんと摂れればね‥(ダメじゃん)
バランスの問題だから、オメガ6を多量摂取したら意味が無いのはもちろんだ。

ココナッツオイルもお好きならどうぞ

もう一つオススメはココナッツオイル(また、お高いものを‥。)
一時期ブームだったよねぇ。ダイエット効果があるってね。
何人続いていることやら。

ココナッツオイルの良い所はオメガ3:6が1:4で理想的なこと。
熱に強く加熱料理に適してる。(オリーブオイルもホントは非加熱が望ましい)
中鎖脂肪酸が多い。ダイエット効果はこれ。
ケトジェニックダイエット(糖質を極端に制限してケトン体生成でやせる方法)には欠かせないもの。だからケトジェニックしてないでこのオイルを摂っても効果は薄い。
中鎖脂肪酸はブドウ糖消費代謝から速やかにケトン体代謝に移行してくれる。

多少はエネルギーになり易いので体脂肪がつきにくいとされているが、それで痩せれるほどではない。運動バリバリすれば別だが、それができる人はそもそも太ってないし。
それにココナッツオイル特有の甘いにおいに合わない料理や飽きてくることも。

だが私はダンスレッスン日などで激しい運動をする朝にMCTオイルを摂るとレッスン中の運動持続力が明らかに違う(プラセボか?)
MCTオイルはココナッツオイルに60%ほど含まれている中鎖脂肪酸を100%にしたもの。ココナッツオイルより効果が高いが、日常的に使うのはちょっと‥。
なんせこれがまたお高い。日清オイリオので100ccあたり1000円ぐらいする。一回に大さじ一杯15ccとして何回分?(前回紹介した日清のオリーブ油は「BOSKO」ではなく「BOSCO」でした。ここで訂正。)
私はブームが去ってカルディが安売りした時にまとめ買いした。
短期ファスティングや運動する日に摂っている。

ただココナッツオイルは昔からのアブラだが、精製したMCTオイルは最近のものなので、安全性はまだ太鼓判は押せないというところかな。

今回は食事や料理に使うアブラのご紹介。ナッツ類にもオメガ3が多いものもあるので、そっちで補給してもいい。
やっとアブラぎった話も今回でおしまい。
どこが妊娠と関係あるんだ?と思われたこれを読んだ妊婦様方。このシリーズは肥満妊婦になってはいけない!から始まったけど、結局健康に関しては妊娠してるもしてないも関係ないかも、ってことでして‥。ごめんなさいませ~!

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