妊娠と肥満 -終わりなき闘い⑰睡眠-

もう30年ほど前なので記憶がさだかではないが、妊娠後期~末期にかけて夜間にちょくちょく目が覚めていたと思う。
人によっては妊娠初期から快眠できなかったという人もいる。
妊娠初期は主にホルモンバランスの変化によるものと言われ、昼間の強い眠気や、体温が高くなることから夜間の寝つきの悪さなどある。
中期以降の安眠の敵は頻尿こむらがえり体勢の苦しさなど。
昔から赤ちゃんが生まれた後、3時間ごと授乳に起きる練習を身体が始めるからという言い伝えもあるが。(そんなもの生まれてからでいいのに)
そして、ここではあなたの睡眠について問いたい。
なぜなら肥満と睡眠はかなり関係するからだ。

私の快眠理由?

私はと言えば、仕事に行かなくなってもうすぐ2か月になるが2㎏程体重が減った。
この体重まで減ったのは20年ぶりである。そしてまだ私の最適体重にじわじわ向かっているようだ。
運動は週に1回ダンスのレッスンに行く位で、一日中ダラダラしている日もある。
だが体調はすこぶる良い。これは夜勤をしなくなった(生活が規則的になった)おかげではないかと思ってる。毎日5時頃に自然と目が覚めるのだ。(トシのせい?)
22歳で就職して何十年も夜勤のある生活だった。(育休中や復帰後外来に行ってる時も乳幼児の母に安眠の日は少ない。)
もしこれが本当に私を痩せさせなかったのだとしたら、この何十年の私の闘いは何だったの?というところである。

もちろん巷の流行りのダイエットを卒業し、食生活の改善も少しづつ進んではいたというのはある。子育てからも解放され、今はゆっくりご飯を作る時間もできたが、基本、料理にそんなに時間かけないほうだ。栄養満点のごちそうではない。

夜勤をしてた頃(つい2か月前)は朝5時に起きるなんてとんでもなかった。
日勤は8時に家を出るので7時に目覚ましをかけてなんとか起き、1時間で猫の世話、弁当作り、朝食をすましバタバタと出かける生活を少なくとも10年はやっていた。
だからといって今が早寝かというとそうではない。当時と変わらず11~12時頃だ。
何故今は少ない睡眠時間でこんなに元気なのだろう?
やはりよく言われるように睡眠の質が違うのだろうか。

睡眠と食欲の関係

睡眠不足は確実に食欲中枢を混乱させる。
特に徹夜するような夜勤ではそうだった。
昼寝をたっぷりしてくるスタッフもいたが(昼夜逆転モード)、私は昼は寝れなかった。その代わりに夜勤後のリセットは早かった。

眠気を我慢することは身体にとって苦痛だ。
心や身体の苦痛を人は食べる事でまぎらわすのは以前の記事にも書いた。
夜勤の間は本来副交感神経優位で睡眠に入る時間帯に、むりやり交感神経優位にしてストレスホルモンも放出される。
だから夜勤明けは無性に甘いものが食べたくなり、帰りにコンビニに寄ってよくアイスやスイーツを買った。甘いものでまだ興奮状態の神経をなだめてやらなければ、すんなり眠れなかったのだ。
お腹も空いてないのに何か食べずにはいられなくてチェーンイート(チェーンスモークの食べる版ね)の時もあった。
もちろん夜勤してても全然太らない人もいる。何がその人を太らせているかは千差万別だが、私の場合はこの不規則生活も肥満の一つのファクターだったようだ。

良い睡眠をとるために

あなたは今良い睡眠をとれているだろうか?
もしダイエットを始めよう(痩せるをいう意味だけでなく、体重の適正化)とするならいい睡眠がとれているかは重要な事だと思う。
ただでさえ妊娠中はぐっすり眠るのは難しい時期である。

睡眠の質の改善に関してのアドバイスは多数存在する。
睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠の繰り返しだが、最初の2時間のノンレム睡眠に如何に深く入れるかで睡眠の質が変わるといわれる。そのためには出来ることは。

1.朝、日の光を見る。寝る前1時間はブルーライト(スマホ、テレビ)を見ない。
メラトニンという睡眠に関わるホルモンの分泌を調整する。
しかし今の若い人にはこれが一番難しいかも。寝る直前までスマホ見てるよね?
妊娠中ぐらいは、同じ文字を追う事でも読書に切り替えてはいかがかな?

眠る為だったらワクワクドキドキするようなもの(私は時々つい本に夢中になって逆効果になる時がある)でなく、ほんわか心が温まるような内容がお勧めだ。寝る前に幸せだと脳が満足して(無意識への暗示?)幸福感が増すという。
とある宗教など寝る前に神への感謝をささげるのもその為かもしれない。

え?ブルーライト遮蔽フィルム使ってるから大丈夫って?
それで寝つき悪いならやはり改善すべきでは。

2.体温を下げる。
すみやかな入眠の為には体温が下がらなければならない事も近年知られてきた。
妊娠初期は体温が高めで寝苦しいかも。よくある対処法としては寝る2時間前の入浴
(シャワーではない)入浴で体温を上げるとその後反動で自然に体温が下がる。
夏場だったら寝る前にエアコンでしっかり室温を下げておくこと。
アイスノンで枕を冷やしておくのも効果があると聞いた。

3.夕食に青魚を食べる。
毎日は無理かもしれないが、青魚の含まれるDHAセロトニンの分泌を助け、睡眠を妨げるストレスホルモンの濃度を下げてくれる。

セロトニンメラトニンの原料になる神経伝達物質。これは精神安定ホルモンといわれ、ドーパミンというホルモンの暴走を止めてくれる。ドーパミンは喜びや快楽をもたらしてくれるが、過剰になると過食や依存症へ突っ走る

うつ病はこのセロトニン不足が原因とも言われてる。セロトニンを増やすのは産前のマタニティーブルーにも効果があるかもしれない。

4.ウオーキングをする。
セロトニンは適度なウオーキング(リズムを意識して行う連続運動)でも活性化される。くれぐれも夜間ウオーキングはしないように。
日光を浴びるのはビタミンD合成にもいいし、妊婦さんは15時以降にお腹が張りやすくなる運動は避けること。

5.カルシウム、マグネシウム等のミネラル補給。
妊娠中によく足がつるこむら返りが起きる人。それはミネラルが不足しているかもしれない。一時的に漢方(芍薬甘草湯)やサプリに頼っても悪くないが、まず食生活の改善を勧めよう。青菜や魚貝類は食べてるかな?特に乾物はお勧めだ。

今、良眠サプリとしてグリシン(アミノ酸の一種)やクロセチン(天然色素)など効果があるとして配合されたもののCMをよく見るようになった。高齢になると不眠が増えて、こういう不眠産業が台頭してきている。
生活様式が規則正しい生活、適度な運動、正しい食生活という当たり前の健康の基本を阻んでいるのかもしれない。

睡眠が乱れていると痩せれません。ご注意を。
それでは今回はここまで。ごめんなさいませ~。

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