マイホーム。この甘く幸せに満ちた響き。
日本人にとってマイホームは、家庭を持つ社会人にとって経済的安定と円満家庭の象徴だ。
都心で地価がバカみたいに高い所に住んでいる場合を除き、かっての家電3種の神器(テレビ、洗濯機、冷蔵庫のこと。いつの話⁉)のように、マイカー、マイホーム、マイPCは、中流家庭は持ってて当たり前の風潮である。いや、だったと言うべきか。
地獄と気づかせないローン地獄
ネットの情報が発達し、これらの高価なものを買うために(ローンを払うために)日本人は学校で、まともな金融教育もされずに働かされているという事がばれてきた。
みんながやっているからという理由で、マイカーはン十万円、マイホームにいたってはン百万円(うちの場合はン千万円(涙)バブル当時でローン金利が高い時に買った)何の疑問も持たずに銀行に利息を払い続けてきた。人によっては安易にカードで買い物してリボ払いしてたり。
しかし資本主義の不都合な事実をインターネットは次々と曝露してくれた。
そして、マイホームはマイカーと違って直ぐに終わってくれない。30年。
世の中が変わるのに十分な時間。なのにずっと変わらないと信じこんで、こんな大きな買い物をしてしまった。後悔先立たず。今60才だが、あと10年はある。
少なくとももっとつつましやかな家で、すでにローンが終わっていたなら、リストラされてもそこまで経済的不安はなかっただろうに。
仕事は医療系なので職は何かあるだろうが、リストラ後のこの自由で気楽な生活に慣れてしまった。
失業保険が切れた時、社会復帰できるか心配である。(働けよっ)
してしまったことは仕方ない。これ以上キズを拡げないで生きていくだけである。
幸い、家のローンが無ければ、65才からは何とか年金だけで生活できるスキルはある。
年金の繰り上げ受給という手もあるが、人生100年時代、さすがに目減りした金額で後30~40年生きていくのは心許無い(しっかり長生きするつもりなのね)60才で貰い始めたら65才時の30%減だ。
つくづく人生の資金計画は若いうちから大事。何も考えずにパッパッと使っていた過去を反省。
何で若い時って目先のことしか考えないのだろう。私の若い時はバブルでもあり、年金と退職金で老後は生きていけるイメージが確かにあった。
日本人が、そうではない事に気付かされたのは近年だ。
悩む年金開始時期
誰かが言っていた。年金はもらうのをちょっと後にするだけで利息が増えるリスクのない投資のようなものだと。この低金利時代、1ヶ月待つだけで0.7%アップする金融商品(それもノーリスク)なんて無い。
繰り下げ受給で70才で貰うと65才の時の4割増し。実際は税金など引かれるものも多くなるので、65才時点で受給開始の時に比べてお得になるのは10年ちょっとかかるらしい。(82~3才かね)
それでも女性の平均寿命は80代終わりなので(よっぽどのインフレがなければ)やはりできるだけ繰り下げを選択した方が得じゃないかなと考えていた。(実際年々年金支給額は下げられているので、これを政府の罠を呼ぶ人もいる)
ところがこの考えは少数派らしい。
実際65才で受給開始している人は80~90%。繰り上げをしている人は男性8%、女性は14.8%。
それに比べて繰り下げは男性は1.5%、女性1.1%。女性にいたっては10分の1以下。
やはり経済格差が出ているのかな。
知り合いに「たとえば65才時点で、貯金が1000万円あったとする。年間支出は250万円。それでもちょっとでも繰り下げはしないか?」と尋ねたら、「しない」と答えた。理由をきいたら
1.貯金が減っていくのが不安。『何かあったとき』の為にもっておきたい。
何かあった時の何かって、何?。大病?国保があるでしょ。
将来年金システムがどうなるか分からない?いや、それは日本がもうヤバいってことで、多少の貯金じゃどうしようもないでしょうし。
災害で家を失くす?そもそも老後にもう家は建てないだろうから賃貸か施設。月々の年金額が死ぬまで多い方がいいと思うけどな。
子供が事業失敗した時に助けてやりたい。まあ、親心分かります。そういう子供さんの尻ぬぐいされた親を何人も知ってます。でも日本は破産しても死ぬことは無い国。親が経済的な心配を子供にさせないというのも大事じゃないかな。
将来老人ホームに入るための資金を残しておきたい?
その時まで残っているだろうか。いや、その時その貯金使う勇気ある?
わたしゃ死ぬまでこの家で生活するぞ。その為のボケない、病まない、足腰弱らせない努力はして、ピンピンコロリ予定なので取りあえず老人ホームへ行く予定はないが。
まさか貯金を使い果たすか、年金かの2者択一思考じゃないよね?
選択肢はいくつもある。1年遅らせて750万円の貯金とちょっと増えた年金で、でもいいし、1ヶ月単位で受給開始は決められる。(決めたらもう変えられないけど)そのバランスを考えるのが面倒なだけかもね。
人間は将来の大金より目先の小金を選ぶという研究報告もあるそうだ。
2.早く貰い始めないと早死にしたら貰い損ねて損するかもしれないから。
これが一番理解に苦しむ。その時点で生活に困窮してる、もしくは余命宣告されてるなら受給もやむべしだが、潤沢とはいえないが貯金はある。早死にするかもしれないが長生きするかもしれないよ?
未来は誰にも分からない。
65才時点で貰える年金だけで余裕で食べていけるならいいけど(そういう人は少ない)、足りなくて貯金を取り崩していくのなら、生きていたら必ずどこかで足りなくなる。仮定の貯金1000万円位ならなおさら。
早死にしたらそれまでで、もう死んでるから損も得も感じないけど、100才まで生きてておカネが無い方が辛いと思う。その可能性は考えないのかしらん。
日本人は得てして将来に対して悲観的な人が多い。これだけ長生きしている高齢者が周りにいるのに、誰々も早死にした、と「早死に」の方が意識に強く残っているみたい。
そして自分もそうならないとは限らないと。(そりゃそうだけど)
でも医学も進歩し、どちらかと言うと長生きの可能性の方が高くないか?
3.身体が元気で動けるうちにお金を使って楽しんでおきたい。
それ、旅行のこととかかな?やっぱりそれって、いずれ動けなくなって人生が楽しめなくなる前提じゃん。もしくはまたもや早死に予想。
トシとったら旅行とかもう行きたくなくなると思ってるのかな。私は80才になっても90才になっても旅行はしたい。逆に飛行機のエコノミーは辛くなるだろうから、せめてビジネスクラスに。それなら年取ってからの方がお金かかる。
今だけでなく死ぬまでずっと楽しみたい。ちゃんと健康を維持し、筋肉を衰えさせないでおけばいい。
私の老後計画はこれ
今真剣にこの先30年の(100才まで生きるつもりなんで40年?)資金計画をこう考えている。
①まずは繰り上げ受給せず65才まで、貯金をなるべく取り崩さず生活する(働かなきゃってことね。だって繰り上げしたら特別支給が無くなるもん。特別支給が分からない人はググってね)
②その時の経済状況で受給開始をどうするか決めるが「できるだけ繰り下げ」る。
③今年始めた積み立てNISAを出来るだけ続ける。
④生活防衛資金以外の余剰資金は投資も視野に入れる(ネット証券口座開設しました!)
必ずしもやるとは決めてない。よく勉強した上で少額から。
⑤あとは、ワークライフバランスを考えれば、もうフルタイムで働かない(働く気がない?)ので
それに合わせた生活を考えていく。それが節約!(ああ、住宅ローンさえ無かったら!)
今の若い世代は忙しすぎて必要な情報がまだまだ入っていってない。
元職場の若い同僚や息子(20代後半)にNISAやiDeCoのことを訊いても知ってる人が殆どいない。やってる人にとってはどうしてやらないか不思議なくらいなのに。(偉そーに!今年始めたくせに)
主婦にお勧めしても、仕事や家事、家族の雑事で勉強する気力さえままならないらしい。
それでは老後目前にして後悔する。私のように。
これを読んだまだお若い方々。
30年後、40年後はどう生きたいか考えて是非是非今から情報を集める努力を!
知らないってことは貧乏の始まりでですぞ。
それでは今回はこれで。ごめんなさいませ~。


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