リストラ生活節約術⑫持ち家か賃貸かの巻

 18年前に今の家を建てた。(建てる1年前に土地から買ったのでローンは19年前から始まっている)
初めて家を買ったのはその12年前。(一時期は今の家と前の家の二重ローンだった!)
つまり家は2軒目の購入となる。

 住宅ローンは人生の足かせと言われたりする。それは事実だ。よく持ち家か賃貸かで議論になるが、そんなもの個人の価値観ではある。
住宅ローンを組めば、控除は受けられる。その代わり固定資産税が死ぬまで(家を手放すまでだが、私はそれは死ぬ時だね)ついてくる。
そして持ち家は資産になるかというと、ならない。資産は売ってナンボだからである。売らないで住んでるかぎりはたとえ何十億の豪邸でも一銭の得にもならない。かえって固定資産税が恐ろしい。

私の家を買った理由と建て直した理由

 結婚して1年目でなぜ家を買ったか
まずは、夫の友人達がみんな持ち家に住んでいたからである。もっとも金持ち二代目のボンボンが多かったので自分で建てたわけではなかったが。
 そして結婚したことによっての世帯収入の増加。バブルの時期というのもあり、夫婦で年収は軽く1千万は超えていた。
 極めつけは私の妊娠。最初賃貸の4階に住んだが(しかもエレベーター無し。どれだけ考えナシなん。だって体力に自信があったし、安かったし‥。)はたとベビーや買い物荷物を持って上がれるかというと無理、に考えついて早くも引っ越しの必要性は感じていた。
 持ち家だったらどんなに子供が飛んだり跳ねたりしても苦情は言われないしと。

 結婚してわずか1年後に中古住宅を買う。バブル時期で2千万円台!一応市内。
 私と夫はろくによく見もせずに購入を決めてしまった。その頃はこういう家に住みたい!というさしたる希望もなかったのだ。

 組んだのは25年ローン
 元本は、家で2千万円台って今でも高い方ではない。しかし支払いは高かった。ローンの利息が今よりメチャクチャ高かったのだ。月々の支払いの半分以上は最初のうちは利息だった!
 しかし恐ろしいことに、それに疑問は持たなかった。そういうもんだと思ったのだ。みんなそうして家を買っているのだと。
 そして収入が多かったのでその支出はさほど気にはならなかった。その頃はバブルがはじけるなんて考えもしなかったのだ。

 問題は金銭的なことではなかった。
 そこは冬が物凄く寒かったのだ。山肌に階段状に作られた住宅地。それは北側に向いていたので南側は山で日当たりが悪く、標高も高い。九州でありながら1度雪が降ったら次の日から晴であっても2~3日雪が融けない。(夏は涼しかったけどね)
 遊びに来た友人から「九州のシベリア」と命名された。
 寒いのは家の造りにも原因があった。買った当時でさえもう築15年の古さだったのだ。
 ろくに断熱材も入ってない壁。薄いガラス窓からも冷気がシンシンと伝わってくる。
 日当たりが悪いので、リビング(一応南向き。しかし庭が無い)に日が入ってくるのは正午頃。

 そして当然暗い。2階への階段や1階の中部屋は、昼間でも電気をつけないと落ちてるゴミさえ分からない(というのをいい事にあまり掃除をしなかった)
 間取りがチマチマ区切られているのも嫌だった。
 もともと狭い空間は(仕事や短時間ならいいが)落ち着けない。リビングは12畳の和室をフローリングにリフォームしたが、それさえ仕事が休みの日は1日そこにいるのは嫌で(今考えればモノが多かったせいかも)ファミレスなどの広い空間に避難して本を読んだりしていた。

 我にかえってみると家に対して大量の不満だらけ。
 安いのには理由がある。この当たり前の事実を、若くてバカな私は大金を支払って学んだのだった。
 しかし「絶対、理想の家に住んでやる!」
 それがそれからの私の夢であり、働く原動力にもなった。
 だからこそ今の家を造るにあたって妥協せずお金をかけてしまった。その頃はちょっとはバカさもマシになっていたので「私は他に何も望まない。理想の家があれば他は我慢できる」と決心して。

 でもやっぱりおバカさんでした。
 人間どんな決心も何十年とは続かないよね。一つが満たされれば欲望は別の獲物を探すのだ。
 まあ、この家を建てるまでの不満の10年考え抜いたおかげで、現在毎日は快適だ。

そして建てた理想の家!

 1階は30畳の空間。その一角にキッチンとダイニングテーブルがある。
 家族がまだいた頃は中央にソファーセットを置いていたが今は無い。(掃除のジャマなんで)
 今は一人掛けの大きめの椅子とコーヒーテーブル代わりのワゴンだけ。椅子は籐製なので軽く、部屋のどこへでも持っていける。あとはスッキリ。
 実は、もう椅子を置かずに『ダメになるクッション』にしようかとも考えたが、本当にダメになりそうなのでやめた。このトシになったら、床から立ち上がるのは大変なのだ。
 もちろん1日中ステイホームでも全然辛くない。

 何よりも寒くない!
 断熱材はしっかり入れたし、全窓はペアガラス。南側はしっかり庭があり、お日様を遮る隣家は1段下。広いので暖房効率はイマイチだが、真冬の朝、起きてきてもリビングルームの室温が10℃を下回るのはまれ。海が近いというのも暖かさの一つの要因だろう。山は寒かったわ、やっぱり!
 私は暑いのには強いが、寒さには弱いのだ。冬眠できたらどんなにいいだろう!といつも思う。

 一つ失敗。念願の床暖房を設置したが(この土地はガスの配管が無かったのでオール電化に)電気式の床暖房は恐ろしく効率が悪かった。温まるにも時間がかかり、結局ほぼ入れっぱなしにしていたら、1ヶ月の電気代が5万円になった。それでほとんど使わなくなってしまったのである。

 最初、うちは比較的窓が少ないので(ヨーロッパのクラシックスタイルのインテリアを目指したので。よくモデルルームにあるような日がサンサンと降り注いでいるリビングではない)失敗したかな?と思ったが、近年の温暖化による夏の酷暑を考えると、これで良かった~と思っている。
 窓が大きなマンションとかは断熱シールを貼ったり、ブラインドや断熱カーテンが要るね。

 リビングの掃き出し窓からは直接ウッドデッキに出れる。
 ウッドデッキも20畳ほどあり、新築当時は友人を招いてしょっ中バーベキューパーティーをしていた。
 しかし、何にでもメンテナンスは必要。(それも分かっていなかった)
 ほったらかし続けて15年、気が付いたらシロアリでボロボロ。デッキを歩いたら足を踏み抜いて危ないので出れなくなった。
 業者に見てもらったら、もうシロアリさんたちは引っ越していないとのこと(近隣の皆さま、ごめんなさい)この地域はシロアリが多いので、どうして家を建てる時に対策をしなかったのかと訊かれた。それでなくてもちゃんとメンテをしておけば(木製のウッドデッキは防虫・防腐塗装を定期的に行う必要がある)早く異変に気付いて手が打てたのに。

これで暖房費を節約

 ボロボロのウッドデッキは業者に頼んで撤去してもらうだけで、それこそ二桁万円かかる。
ウッドデッキは懲りたのでその後にメンテの要らないタイルにしようと見積もってもらったら、100万以上を言われ、断念。(広いからね~)
 今から老後におカネがかかるのに、こんな事に使ってられない。庭が汚くても死にゃしないのだ。
ということで、ハンディ電気ノコギリでちまちま一人で気が向いた時に解体している。
 電ノコは2万円ぐらいのやつ。いつの間にかニョキニョキと生えてきた庭の要らない木も切れる。
 最近切れ味が悪くなってきたので、買ったカインズで替え刃を取り寄せてもらった。1枚千円足らず。

 これで、うちの猫がボロボロ(木製の中枠が見えるぐらい)にしたソファーを解体した。粗大ゴミに出したくても3人掛けなので重くて家の外に運べなかったのだ。解体には丸1日を要した。
そして出た廃材は燃やした。そう、暖炉で。

 うちには暖炉があるのだ、本物の。ウッドデッキをなぜ自分で解体してるかというと、それを暖炉の薪にしているからだ。今は8月で当然暖炉は必要ないし、暑くて外で作業したくないのでお休みしているが、もう少し涼しくなったら解体&薪作りの作業を再開する予定。

 いや、あったかいよ暖炉は。着火剤は百均でキャンプ用で買えるし、焼き芋を焼いても美味しい。
 遠赤外線で消してもしばらくポカポカだ。なにより今はコストがかからない。私の労力だけ。

 問題も無いわけではない。
 そばについてて、適宜薪を補充したり火をかき起こさないといつの間にか消えてたりする。家事をしながらには不適。薪が無くなったら外からもってくる労力も。
 時々パチッと爆ぜて火の粉が飛んできたりする。これでフリースパジャマに小さな穴が開いた。
 たまった灰の始末もある。

 トータルで考えれば、住宅ローンを背負ってその重たさには辟易しているが、現状はそうなるべくしてなったとしか言いようがない。もう一度人生をやり直すことになっても家を建てただろう。
 ただこれだけは言える。もう少し固定資産税が安い所でってね。

 私の失敗が、今からマイホームどうしようかなと考えてる人の参考になれば嬉しい(いや、ならんでしょ)

 それではまた、次回にね。ごめんなさいませ~。

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