昔読んだ本に「シンデレラコンプレックス」というのがある。
いつかシンデレラのように素敵な王子さまが現れて、その人と結ばれ幸せになれる‥。
その考えに捕らわれてリアルの恋愛が上手く行かないことだったと思う。
夢見る乙女も悪くはないが‥
理性的に考えれば「そんなバカな」と分かるのだが、多かれ少なかれ女子にはその願望がある。
それは少女漫画や韓国ドラマ、ハーレクインロマンスの需要を見ればわかる。
ハーレクインロマンスとは水戸黄門のドラマのように「必ずハッピーエンドになる恋愛小説」だ。
毎回シチュエーションが違うだけで、ヒロインの性格(勝気で有能。貞操観念が強い)や、相手の男性の設定(実業家か貴族で金持ち。やや傲慢で自信家。めちゃモテるが、だいたいヒロインに一目ぼれ)は同じで、紆余曲折を経て結ばれる。
メイクラブのシーンがラストに来るのも黄門さまの印籠のごとし。
男性の愛のテクニックは抜群に上手く(どんだけ遊んでたんか)ヒロインは心身ともに満たされて終わる。
意地悪い見方をすれば、こんな金を持ってるモテ男がこの先何十年も浮気をしないはずがない。
金とチャンスさえあれば、まるで誘蛾灯に引き寄せられる虫のごとくフラフラと道を踏み外すのが男という生物である。
長年浮気をしなかったというのであれば、カネとチャンスが無かった(男性に魅力がなかったのも含む)か、かなりの倫理観の持ち主か、あなたが気付かなかったかである。
女性には一生理解はできないが、男性社会では貞節であるより如何に男として女を引き付けるか、の方が価値が高いらしい。
しかし男性諸君よ、既婚者でモテるのは愛妻家と評判の男だそうだよ?
話はずれたが、シンデレラ願望は宝くじと同じである。こんなハーレクインロマンス的な出会い・恋愛なんて確率は0ではないが、藁の中の針が見つかる程の低さだろう。
しかし宝くじのように、もしかしたら自分にはありかもという思いを捨てきれない。
宝くじならまだいい。大金をつぎ込まなければ、外れて損をするだけだ。
しかし自分の人生に本気でこんな事を望んでいたらパートナーを得られずに一生を終わるという事になりかねない。「いや~まさか」と言いつつ心のどこかでもしかしたらと思ってないか。
Don’t wait!
「私は違うわ。別に相手がお金持ちやイケメンでなくてもいいのだから。」
いいえ、この病気(?)の一番の弊害は「待ちのスタンス」である。
ヒロインは必ず運命的な出会いをする。そして必ず物語なかばで相手役の男性ともめて逃げ出し、男性がヒロインを忘れられず必ず迎えに来てくれるというオチである。
何と女性に都合がいいのだろう。何もしなくても出会えて、ケンカをしても何もせずとも相手が折れてくれて仲直り。楽チンだ。
この傾向は女性向けだけではない。少年漫画などは、チビで勉強できない主人公が努力と根性で成功していくものが多いが、必ず美女のほうからスキスキ光線を発射してくれる。(最初からフラれる心配が無い)もっと踏み込んでいえばAVもそうだ。あんなに積極的でテクニシャンなお姉さんは素人さんにはいない。少なくとも日本では。
つまり誰もが自分では何もしなくていいのが好きなのだ。
自分で行動を起こせば失敗するかもしれない。それが怖い。だから待つ。
それがこの病の問題だ。そして‥。
パートナーが得られるかどうかは人生で大きな意味をもつ。
人は社会的動物で、親密な関係は心の安定や支えに多いに貢献する。
他者への理解や世界も広がる。たとえ後で別れてでも結婚はオススメだ。
パートナーを得られなければ幸せになれない訳ではない。仕事や芸術で結婚が障害になることもある。とくに女性には出産もある。結婚相手が悪けれは不幸になることもある。
でも、世界で一番大事だとたとえ一時だけで終わっても言ってもらいたくないかしらん?
愛する親も普通は先にいなくなってしまうのだ。
人は変わるのが怖い。失敗が怖い。人間にはそういう本質があるということ。
しかし現実では行動こそが自分の未来を作っていくのだと理解しよう。
ハーレクインロマンスや韓流ドラマが悪いと言っている訳ではないよ?
ヒロインと同化して一時の幸せに心を浸すのは、中毒になるぐらい心地よい。
心が疲弊している時などは、思考の負のスパイラルから逃避させてもらえる。私も随分お世話になった。(やっぱ脳内ホルモンが出るんだよね)
これはファンタジーだとちゃんと認識して楽しめばいいのだ。
話の中の男性は妖精や竜と同じなのである。
タマゴは待ってくれない
婚活に積極的になれないのは、ガツガツしてると見られたくないというのもあるかもしれない。
しかしガツガツして何が悪い。だって消費期限があるのだもの。
えっ?女性差別的発言?
違う違う!女性の人としての価値は年齢と関係ない。賞味期限はない。
私が言うのは、女性なら皆持っている卵子の期限だ。
女性はハタチ前後の生物学的には出産に一番適した時期には、卵巣に15万個ほどの原始卵胞をもっているという。それが全て使えるのではなく、成熟した卵子になれるのは生涯で400個程だといわれている。
しかしこの卵子はずっと同じ品質を保っているのではなく、35才を過ぎるころから少しずつ劣化が加速し(卵子も本体と同じようにトシをとるということ)正常な分裂が起きにくかったり(つまり不妊や流産)、染色体に異常が起きやすくなる。
これは生物学的に仕方がないことなのだ。
だから子供が欲しい人は妊活期間も入れて考えれば、30才ぐらいまでに結婚したほうがいいと言える。運命的な出会いを夢見る時間はあまり無いということだ。
私自身でいえば職場が女性ばかりであり、父が昔の考えの人で「女は絶対結婚すべき」で、よくお見合い話を持ってきた。私も父の奢りで美味しいものが食べられるので5~6回はしただろうか。
結局はお見合いでは見つからなかったが、お見合いでいろんな男性と接して自分の好みが固まったおかげで、夫に出会った(友人の紹介)後は早かった。出会って半年後には長男がお腹にいた。
病院で妊活するのは時間もお金も覚悟も要って大変だ。それでも頑張っている人が大勢いるが。
日本女性よ、なりふり構わず幸せをつかみにどんどん行動しましょ。
人生はあっという間なのだから。
それではまたね。ごめんなさいませ~。


コメント