秋も深まり、GoToキャンペーンで旅行を楽しむ人もいるだろう。このコロナ禍で大っぴらには言えなかったが、私は今年の1月にイタリア旅行に行っていた。まだ働いていたので長期休暇は取りにくく、正月休みを利用しての7泊8日の旅である。1月2日に日本を立ち9日に帰ってきた。イタリアはまだコロナの影などカケラも無く観光客でいっぱいだった。これが半月遅れていたら、もう行けなかったかもしれない。
一人暮らしの病気との闘い
この頃にはもうコロナは一部欧州にも伝わっていたとも言われているが、幸い私達は何事もなく帰国後も無事だった。(と思う)ただ私は帰国後2週間ぐらいにインフルエンザで3日間寝込んだ。今考えたら本当にインフルエンザ?いや、間違いなくそうだろう。(と思いたい)職場のインフルエンザの人との接触後だし、病院の検査でもインフルエンザ陽性と出たのだ。
しかし今回のインフルエンザは今までになくキツかった。前回は1~2日で熱は下がったのに、今回は3日間高熱が続いたのだ。水分しか摂れず、2日目にお粥を食べようとしたが、2~3口しか入らない。吐き気もないのに食べれないというのはこれ如何に。当然味覚障害もあり、何か食べれるようになったのは3日目の晩である。(味噌汁だったが、やっと味がした)
一人暮らしの為、誰も看病してはくれない。近くに住む息子にも感染したらいけないので知らせなかった。一人でひたすら回復を待って寝ていたのだ。
これがコロナだったら、と思うと今更ながらぞっとする。もしインフルエンザ陰性と出てても、まだ検査で出ない時期だろうということで薬を処方してもらい、様子をみていたことだろう。一人で。
食事もそうだったが、身体のキツさも半端なかった。トイレに起き上がるのも一苦労。起き上がってもフラフラするので壁伝いに何かにつかまりながら歩く。階下へは水分が無くなったらハアハア言いながら時間をかけて取りに行く。そのついでにアイスノンの交換。大きな水筒にイオン飲料を入れ、枕元に置いて1時間に100㎖ペースで飲む。
もしこれがコロナだったなら‥。私はまだ高齢者ではないが(60才ってそうよね?)若くもない。重症化したかもしれなかったのだ。
トイレは一生のお友達⁉
私の家の寝室は2階だが、幸いにも寝室にドア1枚隔ててトイレと洗面所がある。以前の内科・整形病棟勤務で、『高齢になればトイレが近くに必要』とわかっていたので建てるときにそういう設計にしたからだ。(寝室前の廊下からでもトイレに行ける2方向ドア)病院ではトイレまで距離があり、歩いて行けない患者はベッドサイドにポータブルトイレを置くことになっていた。ポータブルトイレは使う方も片付ける方にも不幸なもの。できるだけ避けたい。
ウチのお隣は豪邸で中を見せてもらったことがあるが、トイレがとても広い。高齢の住人が「介護が要るようになったら、トイレにベッドが置ける」と笑っていた。もちろん冗談だと思った。だがその後、実際に私の父は晩年近くにはかなりの夜間頻尿のため、実家のトイレ前の廊下にベッドを置いて寝ていたのだった。
そして、車いす対応のため、1階2階のトイレはどちらも段差は無い。(つまり床はタイルではなく、普通の床なので掃除は大変)夜間に寝ぼけている状態での転倒も怖いしねぇ。以前はギックリ腰も何回か起こしていたので、ホント、トイレがベッドに近いって大事。今のトイレは臭くないしね。
今更ながら独居老人の問題を考える。これからの何十年か、大丈夫か。そう、あと30年は生きるつもりなんだけど私。まずは病気やケガをしないというのが一番だね。
私が考えた高齢者対策の家は
さて、終の棲家のつもりで建てたので、この家にはトイレ以外でも考えれる限りの高齢者対策はしているつもり。まずは駐車スペースから玄関までは、階段とは別にスロープがある。やや狭いのでストレッチャーは通れないが、折り畳み式車いす程度なら通る。整形外科病棟勤務の時、術後に何とか歩けるようになったが、階段がダメなせいで(公団などでエレベーターが無い)退院できないケースを幾つか見たからである。玄関には段差はあるが、そこは本当に車イスが必要になってからのリフォームでいいだろう。
そしてウチには和室が無い。すべて続きのフローリング。どこにも敷居や段差は無い。
1階はリビングとキッチンとダイニングに仕切りは無い。リビングに1歩入ればそれら全部が見渡せる作りになっている。だから部屋移動による温度差は無い。トイレもリビングとドア一枚。音や臭いが気になる人は2階の方を使ってもらう。家族は1階でも気にならないからね。しかも今は一人。掃除が面倒なくらいである。前の家は台所と居間が別部屋で冬はそれぞれ暖房が要った。ちょっと台所やトイレに行くにもヒートショックを起こしそうな温度差があったのだ。今の唯一の問題は広すぎて冷暖房の効きが今一つなのと高熱費がちょっとかかることかな。
畳が欲しくないかって?そう、畳の良さもわかる。畳は高温多湿の日本の気候に合ったものだ。イグサが湿度調整をしてくれる。しかし、日本の夏にエアコンが絶対不可欠なほど暑くなると誰が20年前に予想できただろう。今や湿度管理は夏も冬も機械に頼らざるをえない時代である。もう畳では追いつけない。
それに畳にこたつ。座椅子にミカン。日本の冬の和みアイテム。今後どうしても、それが欲しくなったらフローリングの上に敷けるタイプのコンパクトな畳を敷けばよい。片付けも簡単だし。今のところその予定は無い。何故ならこたつもフローリング用のハイタイプだからである。もうトシと共にだんだん地べたから立ち上がるのが億劫になるもんね。そして畳に何かこぼれた時のショック‥。(うちには猫がおります)
1階に一つだけある個室は車イス生活用である。ここから1階の全ての場所に行ける。洗面所も車椅子と介助者が同時に入れる位のスペースがある。(さすがにバスルームは段差があるが)私がもっと高齢になり、二階に行きたくなくなれば、ここを寝室にして1階だけで生活できる。トイレは若干遠くなるが、それでも階段をはさんでの隣である。そして窓から駐車場を見下ろせ、お向かいの自然林が見える。(窓の外が、すぐ隣の家の壁というのもよくあるよね)理想的な介護部屋だと思う。ここは親や夫の介護を想定して作った部屋でもある。(自分が介護される事は思考の外に置いているな~)
ここまで色々考えて建てた家なのだ。ぜったい老後はここで過ごす!
あと10年ローンがちゃんと払えたらね‥。
それではまたね。ごめんなさいませ~。


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