60才からの美容術 ② シワ予防のカギは表情筋にあり?

 いくら見た目が一見若くても、内面から発する生き生きとした生命力の輝きがなければ美しくないよね。人生を楽しみ、やりがいのある仕事(収入を得るものという意味だけでなく、ライフワークの事)に没頭する日々過ごす。それ無しでは輝きは生まれない。というのが前回のお話。
しかし、だからと言って、なりふり構わず髪を振り乱して生きるのは60代以降の成熟した女性としてどうだろう。子育ての第2期と違って時間はある。(孫の世話や親の介護でそんなヒマなーい!という人もいるだろうが)
 ではここから、実質的に外見をどうにかしたいという話に移ろう。外見においての我々世代の女性の一番の願いは「少しでも老いを食い止めたい。若見えしたい」ではないか。「いや、私はどんな年寄りに見られても気にしません」という方はここからもう読む必要はないかしらん。

老け顔を作るシワってどんなもの?

 ええ、私は若く見られたいですとも!時間を止めたい!そのために長年いろいろ考えてきたのだ。
 事の始まりは私の母である。母は51才でこの世を去った。くも膜下出血だった。顔写真が何枚も残っているが、それを見た私はいつも思った。「なぜ母はこんなに老けているのだろう。とてもまだ50才とは思えない。」

 母は体型が小太りで、もうすでに立派な二重アゴ。ホホは垂れてほうれい線に続いて顎までしっかりマリオネット線が入っていた。目は大きかったが目尻にはカラスの足跡がくっきり。その上、目の下の皮がたるんで出来るゴルゴ線もあった。つまり、『それがあるだけで老けて見えるシワ』をほどんど持っていたのだ。無かったのは額の横ジワぐらいだった。

 母は自分の身は顧みず、子供や夫を愛し働き生きた。そのことについては感謝しかない。そういう時代でもあったが、それとこれとは別にさせてね、お母さん。

 シワには3種類あり、①表皮ジワ ②真皮シワ ③表情シワ で、それぞれの説明はこうだ。

 ①表皮シワは主に乾燥間違ったスキンケアによるもので、「乾燥小ジワ」や「ちりめんジワ」がある。目の周りや口元など皮膚が薄く、よく動かす所に出来やすい。

 ②真皮シワ加齢紫外線のダメージで皮膚が弾力を失ってたるみ、深い大きなシワになり易い。

 ③表情シワは表情を変える時ので出来るシワ。一時的に目立つ時もあるが、癖になって定着することもある。

 どれも無いにこしたことはないシワだが、見た目に最も影響するのは②真皮シワだろう。①や③はすましていれば出ないことも考えられるが、真皮シワが出来てしまったら泣こうがワメこうがずっと顔の上に存在する。よく子供がお年寄りの顔を描く時に顔に入れる、額の横ジワ目尻のシワ、ほうれい線。この3つがあると無しでは見た目年齢にどれほどの差がうまれることか!私はこれに二重アゴ目の下のたるみを入れた5つを『5大シワ悪魔』と呼んでいる。若見えの為にはこいつらを絶対に召喚してはならない。その為にはどうしたらいい?

真皮シワの正体

 最近テレビの番組で写真を加工して何十年も老けさせる技術の説明を見た。「何十年前かの犯人や誘拐された子供の今」をモンタージュし犯罪現場で役立たせる為の技術だ。アメリカで実際にそれをするのは『モンタージュ・アーティスト』と呼ばれていた人達だが(ググっても出てこなかった)その人がこう言ったのだ。「シワは表情筋に直角に入る」と。

 私はハッとした。確かにそうだ。
 額の筋肉は眉や瞼を上げ下げするためにタテに走っている。額のシワは横に入るではないか。タテに何本も入っている人は見たことが無い。
 そして目尻のカラスの足跡は目を取り巻く眼輪筋に垂直に放射状に入る。
 ほうれい線に至っては、こめかみからホホに斜めに下りてくる小頬骨筋・大頬骨筋が、口輪筋に接する所に垂直に入っている。

 なぜだ?何故シワは筋肉の流れをぶった切るように入るのだろう?
(これはあくまで私の勝手な推測でエビデンスが足りないので話半分ふう~んで聞いてね。)
 つまりは表情筋の硬化のせいだろう。よく美容皮膚科では表情筋を緩めるボトックス注射をするではないか。筋肉が硬くなり、劣化した太いゴムみたいになって、折れ癖がついた感じ?

 それじゃあ、その表情筋を劣化ゴムにしないためには?
筋肉は使ってさえいれば、けっこう高齢まで元気でいてくれる組織。80才代で筋肉ムキムキのおじいちゃんとか、時々テレビで見かける。それならいつも筋肉が元気で柔軟でいるようにトレーニングした方がいいのか。表情筋トレーニングなどの方法もネットに多く挙げられている。しかし、この表情筋トレーニングは賛否両論なのだ。鍛えることでかえって筋肉を硬くしてシワを深くするという説もある。
 表情筋マッサージというのもある。しかし皮膚の上から施術というのは、素人がやるのはいささかリスキーかな。顔の皮膚はデリケート。洗顔もゴシゴシは禁忌なのだから‥安易にしない方がいいかも。

 ただ、顔の筋肉は動かさないと絶対ダメだとは思う。表情ジワを恐れてあんまり動かしていないと、フェイスラインがたるんで崩れていくと思うのだ。筋肉は加齢で硬くもなるが、重力で垂れてもくる。身体のなかで動かさないでいい筋肉は存在しない。

 知人で、まだ30代なのにクッキリとしたほうれい線のある人がいる。体型もスリムで、顔にオニクもついてない。なんでだろうと思ってちょっと観察。すると食事の時にあまり口を動かさない。一口が少なく、したがって口もあまり大きく開けず、ゆっくり咀嚼し食事は時間がかかった。そして後日その理由がわかった。アゴの関節が悪く通院中だという。
 食事では口輪筋や頬骨筋、咀嚼には咬筋や口角下制筋など多くの筋肉を使う。それらが十分動かせなかったら?と考えてしまった。彼女のほうれい線には何の関係もないかもしれないが。

 日本人はそもそも欧米人に比べて喜怒哀楽を表情に表さないという。それに加えて日本語はあまり口を動かさなくても喋れる言語である。何もしなければ、筋肉は当然衰えていく。日本人が若く見えるというのは、また別の理由。

 私は最近歯ごたえのあるものを良く食べている。手作りパンはどっしりしているし、ビスケットはカンパンのよう。雑穀麦飯もよく噛まねばならない。そういう意味では食事に時間をかけている。それから趣味のコーラス歯医者通いで口の筋肉けっこう使ってるぞ?(以外と歯医者はハード)わざわざ口にくわえてトレーニングする美容器具を買わなくてもいいか、と思ったのだった。幸いにもほうれい線はまだ無い。

次回は今回触れれなかった他のシワについてのお話よん。

それではまた。ごめんなさいませ。

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