60才からの美容術 ⑩自分のお手入れ、してる?

 年齢を重ねると女性ホルモンの関係で頭髪は淋しくなるが、体毛も薄くなる。若い時はあんなに黒々とワキから発生していたワキゲはもう無い。もう何年も産毛みたいなのが2~3本生えているだけ。永久脱毛を考えている方は、そんな大金を使わなくてもいずれ良くなるよ、と言いたい。(いや、今どうにかしたいんだろうが)50代でショックだったのは、体毛に白髪を見つけた時。頭髪の方はすでに白髪染めをしないとどうにもならない状態になっていたが、それとは話が別である。「老い」の足音をはっきり聞いた瞬間だった。

ムダ毛との戦いからの解放

 私はもともと腕やスネの毛はあまり濃くなく、それでもスネは夏場だけはスカート・生足になる機会があるので専用のクリームやテープで脱毛していた。だが、当然今はその必要は無い。すね毛がほとんど生えないのと、もうこの年で人様の前に生足をさらすことがない(やっちゃあいけない事だぞ。長めのスカートからチラリと見えるぶんなら良いが)からである。

 20年前頃からだろうか、女性のスカート離れが始まったのは。特に忙しい子育て世代は動きやすいパンツルックを好んで日常着に選んだ。ジーパンも市民権を得て(女子大生がジーパンで講義にでて、講師に対して不敬だと言われた時代があったのを知ってる?)ますますムダ毛の手入れはワキだけですむようになった。子供のセレモニーではスーツでまだスカートが多い(パンツスーツも増えた)が、授業参観はもう80~90%パンツ姿だと聞いた。

 永久脱毛は未だ高価で時間もかかる。子供がいてお金もヒマも足りない一般的な主婦には縁遠い。やはり女子力最大化を目指す若い女性が利用するのだろう。と思っていたら、現代日本では男性の永久脱毛も増えているらしいのである。
 体毛が濃すぎるとモテないとか、眉やモミアゲが濃すぎて整えるのが面倒とか。体毛が部屋に落ちているのがイヤという理由の人までいる。

 そもそも哺乳動物にとっての体毛は体温調節したり、外傷から身を守ったり、敵から身を隠す保護色になったり、臭いを拡散したり。しかし人類は服を着始め、体毛はますます退化した。(てことは選択的に体毛の薄い人の遺伝子が残っていったってこと?)頭髪以外はもう不要というどころか、視覚的には不快になってきている。動物的=野蛮、知性の低さというイメージか?

 近未来のSF映画とかでは未来人はピタッとしたスーツを着て髪は皆ベリーショートのイメージ。きっと人類の未来は誰でももっと簡単に永久脱毛できて、体毛の少ないツルツル肌になっていくのだろうな。そして私みたいに体毛に白髪を見つけてショック!なんてことは無いのだろう。そのうち永久黒毛が出来て、白髪染めの必要もなくなるのではと思っている。

女性よ、自然に抵抗せよ!

 さて、消えていくものばかりの「毛」だが、高齢で唯一濃くなるものもある。女性のヒゲである。
ヒゲは男性ホルモンの影響といわれる。女性は閉経後女性ホルモンが低下し、相対的に男性ホルモンの割合が増えるためか、女性でも鼻の下あたりの毛が濃くなる人がいる。産毛程度の毛なので、定期的に剃ればいいだけだ。(専用のシェーバーもある)
 しかし気づいているのかいないのか、何もしてない人を時々みかける。そして当然と言えば当然なのかもしれないが、そういう人は眉もボサボサ。どうして⁉こなきじじいみたいになってるよ?
「もういいや、トシだし誰も気にしないし」か、鏡で見えてない? 

『自然(何もしない)が一番!』信仰の人がいる。なにを良しとして生きるかは個人の自由だから口出しはしないが、私はもったいないなーと感じる時がある。
 数年前、アニメ映画で「ありの~ままで~」が流行った。しかし、自然や生活スタイルは「ありのまま」もアリかもしれないが、こと文化に関しては「ありのまま」と対極にあるものだ。「ありのまま」では困るので人間はあの手この手で変えてきた。『美意識』とはそういうもの。草ぼうぼうの何もされてない庭とキチンと手入れされた庭。どちらが美しい?

 人の外見も文化である。手を入れないといけない。人間は本能的に美しいものを見たいと願っている。(リストラ生活節約⑲「美は世界を救う」を見てね。)https://rinnkoda.com/345/ 

 若さというのも美しさの一つだが、いくら若くすべすべの肌をしてても髪は伸び放題で、ろくに風呂も入ってないならアウトだ。美しさは作り、維持する努力が必要なのだ。それをすればある一定基準までは誰でも美しくなれると思う。キチンと手入れされた清潔な美しさに顔立ちや体型は関係ない。

 なのになぜそうしないか。
 それは『諦め』である。私は女性のヒゲに『諦め』を見てしまうのである。
「もう年だから」「キレイじゃなくても支障はないから」「化粧しても一緒だから」

 手入れをするのは面倒だ。何もしないでいいなら楽チン。お化粧も何だか肌に悪そうだし(それは間違い)上手くできない(勉強しましょ)こんな手間かけて何かいい事でもあるの?

これからのお手入れの方法は?

 あるのです、いい事が。きちんと手をかけたら、かけた分だけ誰かが見ていて称賛する。言葉に出るかどうかはわからないが。まずパートナーが。「もうバアさんなんだから」という言葉に騙されてはいけない。あなたのパートナーはあなたが1㎜でもキレイになるのを願っている。あなたはパートナーの前ではもう手を抜いていないか?一番キレイに見せるべき人に。

 だからといって高額な化粧品や高い会員制のジムで頑張るのは違うかな。
 そこでいい方法を。キレイになる第一歩はあなたがキレイと思う高齢女性にアドバイスをもらうこと。このキレイは顔ではなく、全体の雰囲気だ。(性格悪いのは論外)
 高齢で尚且つ美しいのは稀有な存在。そこまでに多くの失敗や経験を繰り返してきているだろう。きっとあなたの手を入れるべきところを喜んで教えてくれる。キレイな人は他人がキレイになるのも大好きなのである。

「キレイな高齢者なんて、身近にいないよ~」という方は「ここは凄い!」というところを持つ人に積極的にリサーチする。不思議なことに、同類は寄る。金持ちが金持ちで寄り、頭がいい人は頭のいい人達で寄る様に、キレイも寄る傾向があるんじゃないかな。

 それと、これが一番大事。『ほめてもらうこと』
 ほめればほめるほど、妻がキレイになるという事を分かっている夫はどれだけいるだろう。つまらない男はほめれば女はうぬぼれて無駄に浪費をすると思って、あるいは単に面倒・恥ずかしいでほめない。どんな高級化粧品より効くのに。

 ヒトはほめられたら脳内に報酬系快楽ホルモンが出る。そしてそれは強力な麻薬と一緒で「もっともっと」と欲しがる。かくして、またほめられたいが為にヒトはマウスの様に必死で走るのである。そしてキレイな人はもっとキレイに。

 ほめるのがお金もかからない最高の方法だとパートナーに教えてあげよう。それがあれば、あなたは美を手に入れたも同然だ。それはもう女達は友達同士でやって来たことなのだ。えっ?友達にもあまりほめられたことない?友達だってほめるタネは必要。そのタネを作る努力したかな?

 老いて美はすり減るものではないと思う。身体に良い物をたべ、適度に運動して適正な体重を保ち、清潔をこころがけ、毎日を楽しむ。それは全部自分の手入れをすることだ。

 あと30年人生を楽しむために、私もお手入れ続けなくっちゃ。(誰かほめて‥。)
 それではまた次回!
 

 

 

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