60才からの美容術 ⑭体重計とのお付き合い

 毎日体重計に乗るだけで痩せていくというダイエットがある。
こんな楽なことはない、と試した人は少なくないのではないだろうか。考えた人には悪いが、90%以上の人はこれでは痩せないと思っている(私もその一人ね)。体重を測る事で無駄食いを抑止できたほんの一握りの成功者がいるだけ。他に別のダイエットと組み合わせるならいいが、これだけでは‥。
 そのうち変わらない(たまに増えたりする)体重の値に嫌気がさしてだんだんやらなくなる。まぐれでも最初減ってくれたら人間は「もっともっと」と頑張って続けやすくなるのだけど。ダイエットは重たい車輪の様に、転がし始めが大変なのだ。

 いや、だからって体重計に毎日乗るのが無駄だと言っているのではない。実際私は毎朝測っている。起きてすぐコーヒーのためのお湯を沸かすが、その間が体重測定タイムである。それはもう4か月続いているのだ。そう、仕事を辞めてから。そしてその4か月の間に体重は3㎏落ち、体脂肪は4%減った。

 私が体重を毎日測る理由

 私が毎日体重を測るのには2つの目的がある。
 一つは、今やっている『朝食抜きダイエット』&『糖質制限』の効果をみること。15時間以上のファスティングは体重コントロールだけでなく、細胞の活性化(オートファジー理論)にもつながり、1日1~2食の有名人も多い。もともと日本人は1日2食で、3食になったのは江戸時代から。明暦の大火で江戸の大半が焼け、復興のために各地から職人が江戸にどっと流れ込んだ。肉体労働の彼らは1日2食ではもたず、3食が増えていったという説がある。屋台などの外食産業もこの頃から発達したという。だから、肉体労働でも成長期でもないオトナが3食摂る必要はないのである。

 「朝食べないと、昼までがお腹が空いて空いて‥。」という方。空腹は慣れる。いえ、慣れないと太っているひとは一生痩せれないかも。『食べる』という行為は生命に直結するので、空腹感というのはとても不快にできている。そしてあの「グぅ~」と胃が収縮して鳴るあの感じ。シーンとした授業や会議では恥ずかしいかもしれないが、ダイエットにはとてもいいのだ。(理由は長くなるから別の機会にね)
 また、15時間以上絶食するとオートファジーが働いて細胞のお掃除が進む。私は夕食を6~7時に摂ったら次は午前の10~11時に食事することにしている。

 もちろんお腹が減って血の気がひいてどうかなりそうな気分の時もある。(血糖値がさがっている?)しかしどうにもなりはしない(と言い聞かせよ.。あ、糖尿の気がある人は別よ)。身体が「早く食べて」とせかしているだけ。何かちょっとお腹に入れればすぐに騙されて良くなるし、ほっとけばケトン体が生成される。私は3日間ファスティングをしたことがあるが、全然どうもならなかった。水分補給だけで3日間。憎い脂肪が燃えてる想像をしてながら何時間も歩き回っていた。やってみたら以外と辛くないよ?そして空腹への不安は消える。

 糖質制限も『ゆる制限』。炭水化物を1回の食事量の3分の1以下にするだけ。だから炭水化物がほとんどのパスタ、めん類やお好み焼きやピザなどの粉食を避けているぐらい。(付き合いで食べることもあるけど)もう外食1人前が食べれないカラダになったのを嬉しく思っている。いや、あの量の炭水化物はヤバイっす‥。

監視の目は緩めず、しかも諦めず

 もう一つの体重計に乗る理由は、このダイエットで体脂肪や筋肉量がどう変化するのか知る為。
 ダイエットで体重と脂肪が減ったが、筋肉も落ちたというのはよくある話。もちろんそうはなりたくない。でも私は自分でトレーニングは絶対ゼエーッタイ無理!
 身体は基本、キツイ辛いは嫌いなのであの手この手で脳に「しなくていい理由」を怒涛の波のごとく送り込んでくる。15分もすれば止めたくなるのは経験済み。○○ザップみたいに横で「頑張れ!あと10回!」と言う人間が必要であることは身にしみている。それもスポーツクラブみたいに、いつ行っても良しではだめ。この曜日のこの時間に行かないと会費が無駄になるというやつで(ケチなんで)、やっと継続できているという意思の弱さ。
 ということで週に1~2回トレーニングのクラスに通っている。

 余談だが、今の体重計は体組成計が多く『体内年齢』なるものも表示される。「体内年齢が10才若くでた!」と喜びの声を時々聞くが、家庭用の体重計で分かるのは体重の他は脂肪量、筋肉量、だいたいの骨量ぐらい。そこから総合して厚労省の日本人の年齢別の標準と比較して体内年齢を出している。だから当然体脂肪が少なく、そこそこ筋肉があれば若く出る。それ自体はいい事だが、決して細胞や身体が生理的に若いと言っているわけではない。喜びに水をさすようだが、そこは分かってるかな?今私の体組成計では体内年齢は45才で出るが「ふ~ん」である。(まだ40代のオバサンレベルか‥。)筋肉が増えれば、下がっていくだけのものだ。

 そんなこんなで、体脂肪が1ヶ月に1%ずつ下がっていった!その経過がわかるのが毎日体重測定だ。(何十年もダイエットと闘っていたのが嘘みたいな解放感!)

 そしてその表を見て分かった事

 体重は真っ直ぐには落ちて行かない。日によってジグザグを繰り返し、長い期間をかけて少しづつ落ちていく。何事も短期的に見て一喜一憂することは愚かしいのだと。「そんなん当たり前じゃない」と、みんながそれは分かっているつもりだろう。だが、これは真理だと実感したのだ。実際に自分が体験して。ストンと腑に落ちたという感じ。

 それはあたかも投資の株価のように、ブログのPV数のように。1日1日で一喜一憂しても無意味であると。人生とはそういう事だ。毎日の観察は怠りなく、そして諦めず、それに振り回されない精神力が大事。それを体重計は教えてくれたのである。

 今は便利である。昔は体重しか分からなかった。体水分量が朝と夜で違う事も、塩分や炭水化物をとりすぎた翌日の増え方も、分かりやすくなった。そして運動して何日後に筋肉量が増えるのかも。増えても減っても慌てず騒がず、この変化の原因は何だろうかと推測しながら体重を測り続ける。それは今の食生活に自信があってのことである。

それではまた次回!ごめんなさいませ。

 

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