人生100年時代に向けてまだ6合目だというのに、やっぱり無理は出来ないお年頃らしい。プロ野球選手のピッチャーも2日は続けて先発はしないではないか。続けて出来るのは高校球児位(それも良くないらしいが)である。消耗するのは体力だけでない。集中や緊張を保つホルモンが枯渇するのだと思う。脳疲労といってもいいかもしれない。
よく「全力を出し切れ」というが、このトシになったら「全力」が出せるのは1日だけと心に刻んだのである。
死ぬほど忙しい日!
3日前に私が主宰している劇団サークルの定期公演があった。
今年はコロナ禍で一時は見送られそうになったが、7月より有志のメンバーにて練習再開。最初は10名だったが、1人職場で感染者が出て練習に出てくるのを断念した。
今でこそ一般の演劇興行も再開しているが、夏の時点ではホールも入場制限あり一般公開は難しそうだし、後から何かあったあった時のために「歌・セリフ無し」の無言劇をすることに。
なんせ素人集団で3分の1は初舞台。音楽に助けてもらう為の曲の選定、脚本から始まり、舞台の練習、ダンスの振り付け、衣装や小道具の製作など忙しい半年間だった。公演はその集大成なり。
私は演出なので出演しないが、舞台の設営や受付や照明スタッフに必要なものは全部私が持って行くので(終演後打ち上げなので車で来る人は少ないのだ)けっこうな荷物。前日から忘れ物がないかチェックしながら積み込む。
なのに搬入口から荷物をみんなに運んでもらい、車を駐車場に置いて戻って来ると、私の荷物はそれぞれ運んだ人の思い思いの場所に放置。って、おいおい!である。
せめてかためて置いててよ~。必要な度に「え⁉あれ何処?持ってきたはずなのに。まさか忘れてきた⁉」と探し回って肝が冷えた。
いつもの事ながら団員はすべて出演者である。自分の準備で精一杯。
そして受付、会場、照明、などのスタッフは毎回その日だけのお手伝いなので、スタッフへの仕事説明も私が全部する。照明プランもその時指示する。スタッフの弁当や、ゲストの花束、ボランティアで手伝ってくれた人へのちょっとしたプレゼント、団への差し入れのお菓子の分配などの手配も。
13:30頃にゲネプロ(リハーサル)が終わり、開場まで劇団員は休憩と軽食時間となるが、私は座るヒマはない。照明の最終打ち合わせ、外部からの問い合わせや元劇団員の訪問の対応、スタッフさんの食事場所への誘導。
音響を頼んでいた人が急遽YouTube配信操作に回ったため、本番の音響も私がやる事に。カーテンコール後に舞台上でMCをする為、最後のBGMだけ別の人に頼み舞台に出る。
終演後のお客様の対応、舞台や会場や控え室の片付け、荷物の搬出、各方面への支払い。そして夕方から打ち上げである。(その日殆ど何も食べて無かったので思わず食べ過ぎてしまったわ)
帰宅後、何人かにお礼のラインを送ってから倒れるように就寝した。
翌日も待っていた試練⁉
翌日身体が動かない。いつもは5~6時に猫に起こされブログを書くのだが、PC立ち上げてもまともにパスワードも打てない。何百回もやってきてこんな事無かった。生あくびが何回も出る。
「ヤバイ、今日は記事書くの無理かも‥。」
そしてこの日は来週に控えている声楽発表会に向けての最後の練習がある。
取り合えず、午前中のコーラス練習までひと眠り。動かない身体を朝風呂で気合を入れて出かける。
声楽発表会では各自2曲ほどソロで歌う。私は2曲ともオペラ「カルメン」でカルメンが歌う曲。午後1発目に私のレッスンがある。
正直この1週間まともに練習できていないのだった。気力を振り絞って30分歌い続けたが、何を思ってか(多分期待したレベルに到達していなかったのだろう)先生はレッスンが終わっても「向こうで練習してまた戻って来い」とおっしゃる。
『そうよね‥。きょうは全然集中できてない。』
歌詞(フランス語である)出てこないし、息も続かない。そもそも朝も昼も食べていない。(朝はもともと食べないし、食べて直ぐって声出ないもんね。レッスン後すぐ帰るつもりだったし)
その辺で歌うと近所迷惑なので自分の車に戻って先ほどのレッスンの録音を聞いて注意点をさらう。が、時々ふっと意識が無くなる。
『このままだとここで眠り込む!』とレッスン場に戻り他の人のレッスンを聴く。予定の全員が終わってから再度私の番。しごかれるのは好きなのでいつもだったらこんなシチュエーションは涙が出るほど嬉しいのだが、この日はダメだわ。許してください、先生。歌詞が出てこないんです。頭がすぐに放映終了したテレビみたいになるんです‥。アドレナリンの完全な枯渇なのか。
人は大きなストレスがかかると脳全体の神経細胞からノルアドレナリンやドーパミンが放出される。それが大脳皮質の前頭前野に影響を及ぼすと正常な神経細胞間の活動ができなくなり、やがて停止するのだとか。この前頭前野の働きとは、集中や計画、意思決定、洞察、判断などだ。
だからこのようなストレスが長期間かかると(ブラック企業やハラスメント)前頭前野が委縮し、正常な判断が出来なくなるばかりでなく『うつ病』や『PTSD』につながると考えられている。
私の場合、肉体的精神的疲労が回復する前に、歌の練習が出来てなかった負い目や期待に応えようとする緊張、そして何度も失敗する事が重なってプッツンしたのだろうな。
終わった後疲労困憊で、待ってた友人に「顔色悪いよ」と言われた。
そして帰宅後また動けなくなる。すごく肉体労働をしたわけではないが、動こうとする気力が出ないのだ。そのくせ今度は神経がピリピリして良く眠れない。夜中に何回も目が覚める。
試練は続く‥3日目
そしてその翌朝。またも猫に起こされるも今度は頭が痛くて気分がわるい。吐き気がする。
「ダメだ、こりゃ」とまたベッドに倒れ込んだ‥がしかし。
次に起きた時、腰が痛くてまともに歩けない!お年寄りのように腰をかがめて小股でソロソロとしか。もちろん立ったり座ったりにも不自由する。やっちゃった‥。
へんな寝方をしたら時々おきる私の持病。つい先月もなったのに。椅子のせいかと思っていたが、本気でマットレスの交換を考える。または原因追及のためにいい整骨院を探すべきか。
文字通りボロボロである。頭もまだ重痛いし、きついのか眠いのかわからない。
立ってるだけで腰の左側がじんじんする。椅子に真っ直ぐ座れない。だからと言って背中を丸くすわってると今度は立つときが痛い。ゴロゴロするしかない。
ふつう1週間弱で元に戻るのでギリギリ声楽発表会には大丈夫か。これが本番当日でなかったことに感謝しながら、この日もブログの更新ができなかったのであった。
よくお葬式の後遺族が寝込むとか聞くが、精神的ショックもあろうが葬式モロモロによる脳疲労も大きいのではないだろうか。
もちろん若い頃はそんな事なかった。翌日から普通に仕事ができたし(というか、私は仕事では緊張はしてないな。趣味ではするが)
何かのイベントの後はキッチリ休む。何も予定を入れない。自分を過信してはいけないお年頃になったのだと思い知った。(今回は仕方なかったのよ~)
身体もだけど脳も大事にしないと、1度大きなダメージをくらうと回復には時間がかかる。でもノンストレスでもバカになるから、適度のストレスって難しいよね。
今日は腰の調子も昨日よりいい。(これが書けているからね)さて、何もしないでぼーっとしよう。私にそれができればだが。
それではまた次回。ごめんなさいませ。


コメント