リストラ生活節約術 73 コタツからの解放

 ふと見ると、我が愛猫のクリスが寒そうに寝床で丸くなっている。
 室温はエアコンつけて18度。12畳に6畳用のエアコンなので(しかも20年前のもの)20℃設定をしてても上りが遅い。なぜ設定温度をもっと上げないかというと、私がいまの所寒くないからである。ヒートテックの上に薄手のカーディガン、その上に毛布の様なロングジャケット。ボトムはこれまた裏地に毛布を貼ってあるようなパンツに綿入れのひざ掛けだ。寒くはない。ただ一か所を除いては。

 そうか、例年ではこの時期にはもうコタツを出していて、クリスはコタツでぬくぬくしてたんだな、とちょっと可哀相になる。
 なぜまだコタツを出さないか。腰に悪いからだ。
 私は腰痛持ちである。そしてそれは姿勢が悪いと悪化することが分かっている。普通のコタツに座ると背中がどうしても丸くなる。キチンと背骨を骨盤の上に乗せようと思えば、正座もしくは正座椅子(法事とかで足がしびれない様にこっそり使うヤツね)になる。しかしそれでは脚は折りたたまれて、せっかくのコタツも膝から下はあまり暖かくない。何より一番冷える足先が暖まらない。

 私の足先は厄介だ。靴下やボア付きの室内シューズでは蒸れてしょっ中脱いだり履いたりする羽目になる。でも履かないと氷のように冷たくなる。今もスリッパを蹴飛ばして、足先にひざ掛けを絡ませてモゾモゾしている状態である。

 いす式のコタツがあるじゃん、と思われただろう。分かっている。ウチにもある。去年まで冬はそれを出していたのだ。6人掛けのコタツを。
 ウチのコタツはダイニングコタツではない。リビングコタツである。

 リビングコタツがもたらしたもの

 約30年前、結婚し家を買い、ウホウホと独身時代に憧れていた家具を買い揃えた。その一つがダイニングテーブルである。一目ぼれだった。マホガニー調のあめ色鏡面の天板、猫脚、高い背もたれの本皮張りの椅子。6人掛けだが、中央をたためば4人掛けにもなる。当然お値段も中々のもの。(このテーブルはよそのお宅で2回見た。お医者さんと社長さんのお家だった)
 当時はダイニングコタツは無かったのだ。勿論このテーブルは今も使っている。本当はダイニングコタツが欲しいのだが、これを処分して買い替える事なんて私には出来やしない。
 以前の家では普通のコタツを使っていたが、今の家を建て、和室が無いので処分。洋風のどっしりした応接セットが居間にドーンと置かれた。最初はコタツを買うつもりがなく床暖房で対応しようとしたのだが、あまりに電気代がかかったので普段使いを断念した。そこに現れたのはリビングコタツである。ダイニングコタツ程高さは無く、ソファーに座って入ると丁度良い高さのものである。

 それでどうなったか。みんな(私も含めて)リビングコタツで食事をしたがるようになり、その習慣は年間を通して定着した。リビングの方がテレビが見やすいからもある。そうして、せっかくの高級ダイニングセットは物を置く台と化したのであった。

 ソファーセットと6人掛けのリビングコタツテーブルでは、部屋のかなりの場所ふさぎである。掃除嫌いの私が益々掃除が億劫になった。(いや、億劫だから嫌いになったのか?)
 なので子供達が家を出て一人暮らしになったのを機会に、ソファーセットの3人掛けの方とコタツテーブルはリビングから撤去した。ソファーは解体し、コタツは物置に収納。

 余談だがソファーは布張りのアメリカンタイプ。茶系の重厚な織生地だったが、クリスが爪とぎにしてしまって、ついには生地が破れボロボロに。粗大ゴミに出すのが大変だなと思い、電気ノコギリで解体したのだが、こっちの方が大変だった。(予想は付くだろうに)電ノコの音がうるさいだろうと屋内で窓閉め切ってやったら、木屑は飛ぶわスプリングなどの金属部分はなかなか分解できないわで1日がかりだった。(そしてやり始めたら途中で止めれない)木の枠組みは、暖炉で燃やし、金属部分は燃えないゴミに。
 動画撮ってたら良かったな。だが、これでやっとリビングはスッキリし、ダイニングテーブルは復活した。しかし‥。

 一人暮らしのコタツ事情

 昨年の11月。仕事もあり忙しく、広すぎるリビングが暖まりにくいのに業を煮やしてリビングコタツを出した。以前から思っていたが、こういうハイタイプのコタツは熱源が床から遠くて足先が暖まらない。コタツの熱源の真下に足台を置いて足を乗せて近づけていたら、いつの間にかその足台をクリスが占拠し縄張り争いとなった。迂闊に足を乗せると痛い目に会うのである。
 
 その他にリビングコタツを出さないのは
 ①掃除のしにくさ。コタツが大きく思いので移動自体が大変。
 ②コタツの掛布団、敷布団双方に付く猫の毛。
 ③一人には大きすぎるコタツの大きさ(光熱費の無駄)。
 ④季節が終わってのこたつ布団の洗濯。6人掛けハイタイプのコタツ布団の大きさはダブルサイズの掛布団の大きさにも匹敵する。当然洗濯機には入らない。コインランドリーに持って行き、それなりのお金と時間がかかる。
 ⑤今あるソファーも腰に悪い。長時間は避けたい。リビングコタツはソファーとセットで使うもの。

 ということで、この冬はコタツを出すまいと決めたのだった。
 だが、これからまだまだ寒くなる。やっぱりクリスが可哀相かな。皮下脂肪が厚そうなデブ猫だが、この子ももう10才。昨夜はとうとう私の布団に潜り込んできた。
 さて、私の足先クリス問題を何とかせねばなるまい。

 救世主「足入れホットヒーター」

 まずは私の足先だ。こうやって書いている間も冷たくてモゾモゾ。
 ググってみると『足入れホットヒーター』というのがある。下半身だけの寝袋の様な形で、電気毛布の様に電熱線が入ってて温めるというモノ。これはいい!ナニナニ、価格は6千円~1万円。
 ここで買うのは簡単である。でもこれって袋状の電気毛布ってことよね。電気敷毛布なら、もう使ってないのが2枚あったな。作れるかも。
 昔はこれが無いと冬、布団に入った時が冷たかったけど、今は布団の性能が良くなったのか、不要になったのだ。これを活用できないか?

 電気毛布を探していたらなんと「着る毛布」が出てきた。これはガウンの形をした毛布に電熱線が入ったもの。息子らの受験勉強用に昔購入したが、親の心子知らず、全然活用しなかった(つまり勉強しなかった)。これがまた丁度いい事にファスナーで上下に分けることが出来て、出てきたのは欲しい下半身部分。コンセント、コントローラーもある。何て物持ちいいんでしょ!

 早速簡単に袋状に端を止め(電熱線注意ね)穿いてスイッチオン!おお~!暖かい。ちゃんと足入れホットヒーターである。買わずに済んで嬉しい。解決!

 残りはクリスである。電気毛布はまだある。寝床(屋根付き)に掛けてあげるのはどうだろう。放熱しない様その上に何かもう一枚掛けて。今はもう昼近く気温も上がってきたのでその実験はまた明日だ。

 コタツもそうだが、下半身がぬくぬくだと幸せな気持ちになる。
 今私はとってもお手軽な幸せをまた一つ手に入れた気分である。
 それではまた。ごめんなさいませ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました