仕事始めました!㉝ガンにならない為に(その7)

 訪問看護の仕事を始めて早1年と1ヶ月。始めてすぐにコロナの濃厚接触者になり、その1年後のつい最近感染・発症して合計1ヶ月仕事ができず正味は1年である。しかしこれらは訪問看護という仕事とは無関係だと私は考えている。この仕事についていながら、この1年の間は旅行は行くわコンサートや映画に行くわ友達とランチに行くわで自粛のじの字もやってなかったのである。私を雇っている事業所にとってはいい迷惑だったろう。

ガンにならない為に出来るコト再考

 さて、コロナ隔離期間の11日中熱や症状で辛かったのは3日程で、あとの1週間程は咳などのいわゆる風邪症状こそダラダラあったとしてもご飯も美味しく考える時間も十分あった。

 この仕事でどんなに巷でガンが多く治療や症状がどんなものか知って『どうしたらこの苦しみから逃れられるか』。そして今自分に出来ることはやっぱり食べる事ぐらいしかないと行きついた。何を食べるか、どれくらいの量をどうやって。

 食事は1日2回もしくは3回あり、その他にもおやつを食べたり。その度毎にキチキチ目を吊り上げて「これはダメ、これは危ない」と気にしてられるか!と思われる人もいるだろう。この食べる楽しみを我慢してまで長生きしなくてもいいわと思う人も。そういう考えは酒好きの人や愛煙家にもいる。

 しかし何故だろう。そう言う人に限って「自分はピンピンコロリで死ぬ」と思っている。酒好きがアルコール性脂肪肝やそこからの肝硬変、愛煙家が肺ガンや喉頭がんに自分はならないと思っているのだろう。またそうなっても本望だ、この楽しみが奪われるくらいなら、と考えているツワモノがいたとしてもその人達は知らない。それらがどういう死に方をもたらすものかを。想像も出来ないに違いない。だから平気で続けられるのではないかな。

いつまで生きるか。どんなふうに生きたいか

 私が訪問に行かせて頂いている90も過ぎている高齢者の方々は皆「いつ死んだっていいんだけど、自分じゃ死ねないもんねえ」とおっしゃる。目も耳も手足も不自由になって何も出来ず、他の人の手を借りてただ生かされてるだけ感の日々ではそう思うのは無理もない。人は「誰かの役に立たない自分は価値がない」と考える動物なのだから。ただこの「いつ死んだって‥」も苦しむことなく、の条件付きなのは言うまでもない。

 今現在若い人たちは『自分の死ぬ時期』は漠然と「平均寿命の80ぐらいかなー」と考えているかもしれない。私が20代の頃に「あまり長生きして不自由に生きるのは嫌だから60位で死んでいい」という同年代の人がいた。そのころの年代にとってあと40年とは想像も出来ないくらい長い年月に感じていたのだろう。その人は今もそう言えるだろうか。

 今60代の私もあと20年位という覚悟はしとかなきゃとは思うけど本音は100才まで生きたいのである。しかも元気で。誰かの役に立ちながら。ガンにならない為の生活はその準備なのだ。毎日を「ガン怖い!」とビクビクしながら生きるのでなく、ガンになってから「ああ、~しとけば良かった!」と後悔したくないだけ。

 二人に一人はなるというガン。なる確率が50%というならば、ならない確率だって50%もあるのだ。

アルコールに無頓着な人々

 私の場合、親も伯父・伯母、兄さえガンになった。いわゆる癌家系というのかもしれないが、これらの方々は皆酒好きで日常的によく吞んでらっしゃった。今やアルコールはガンや認知症を加速させる要因として認められている。しかし酒好きの人は肝機能にだけ気をつけていればいいと思っているフシがある。アルコールは脳を委縮させ、免疫をも低下させる。

 休肝日はほとんど無いという私の兄は数年前胃ガンを発症した。父の胃ガン発症も60代である。ここから何か見えないか?兄にあたってはガンは初期だったため治療後「ピロリ菌も退治したしマメに検診うけるから大丈夫」といってまだ以前のペースで吞んでいる。立派なアルコール依存症予備軍である。いや、依存症に見える。

 日本ではアルコール依存症は100万人、予備軍を含めると400万人いるそうだ。アルコールは脳の神経回路を一部乗っ取り、酒に関しての良い印象を植え付けるという研究報告もある。それに加えてメディアのCMが「お酒は楽しい!ストレス解消できる!」と言うイメージを植え付ける。止められないはずである。そもそも「吞まずにはいられない!」というのは立派な中毒だと認識すべきである。タバコもそうだが、メーカーや税金の為にせっせとお金使って自分の身体を壊すとは!麻薬・覚せい剤と何の違いがあるだろう。

 たとえアルコールの負の情報を耳にしたとしても、呑んでいい理由を山ほど数え上げ、見たくない情報にはフタをする、それが人間。現状維持バイアスというものだ。人は現状維持が最も安全と無意識に考えてなかなか行動変容が出来ない。たとえばDV被害にあっている妻とかもそうだ。日常的に暴力にあっていても「子供がいるから」「一人では生活できない」「優しいときもある」など理由を並べあげてなかなか離れる行動がとれない。

 今更この晩酌の楽しいひと時や仕事が終わっての、またパーティーでのたまらない一杯が諦められるか!という気持ちを変革するのはとってもとっても困難に違いない。最新の研究結果ではアルコールの健康被害は少量でもあり、量と共に比例するそう。健康被害がない量はワインなら100ml、ビールなら250ml以下だそうだ。いっそスッパリやめたら?の量だな。

 それではすべての飲酒を愛する方々の未来を祈って。

 また次回。ごめんなさいませ。

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