陣痛が始まって入院して、ここからが本番。
お産は医療では4つの時期に分かれてて
第一期:陣痛開始から子宮口全開大まで
第二期:全開大から赤ちゃんが産まれるまで
第三期:赤ちゃんが産まれてから胎盤が出るまで
第四期:胎盤でてから2時間
それでは各期の闘い方(楽しみ方?)を説明するね。
第一期 結論:極力疲れないように呼吸法をする
疲れちゃダメ
とにかくこの中で一番長くて辛いのがこの第一期。
第一期を制する者がお産を制すると言って過言ではない。
長い!ひたすら長い(と感じる)
この地獄の痛みは10時間位続くのに、最初の2~3時間で嫌になる。
いや最初からイヤだろうが。
で、前にも言ったけど痛みは人間の気力と体力をボロボロにする。
トライアスロンで言えば最初の遠泳かな。ここで気力体力を使い果たしたら、次に行けない。スポーツとか何でもそうだが、ペース配分は大事。
呼吸法しよう、絶対
そこでやらなきゃいけないのが呼吸法。
人間息を止めちゃったら筋肉に力が入ってしまうので、基本痛くっても呼吸を止めずにゆっくり吸って吐いてしてればいいんだけど、こいつが難しいのだ。
陣痛始まりの最初のうちは『楽勝~』と思うかもしれないが、そのうち一生懸命意識して集中してやらないと出来なくなる。
大切な注意点を一つ。
呼吸法に一生懸命にならばなるほど、息を吸おうとしてしまう。まるで全力疾走した後のハアハア状態。喉かわくよ~、続かないよ~?
息は意識して吸わない!吐いたら自然に入って来るにまかす。
吐き方も口をおちょぼにしてフー・フー・フーと自分でリズムつけて吐く。
だから呼吸法は『吸って吐いて』ではなく、『吐いて(吸って)吐いて(吸って)』
イメージトレーニングするなら、2秒ごとにフーを一回でフー・フーを1分続けてみて。ついでにハアハアの方もやってみると、フー・フーがどんなに楽かわかる。
分かってると思うけどフー・フーは無声音ね。熱い食べ物を冷ます時と同じ。「ふーふー」と声は出しませんよ。喉がかれるし力が入りやすい。
やってみたいなら止めないけど。
呼吸法の他の「寝る食べる」に関しては微弱陣痛の項で説明したのでそちらをどうぞ。
避けたいけど避けれないトイレの問題
そう、大事なことが残っていた。それはトイレ。
お産の時ウンチも出たって話聞いたことあるよね。いや無いかな?
お産の体験談で「あたし赤ちゃんと一緒にウンチも出てねえ~」と話す人はあまりいないだろう。
しかしよくある事で、それに関しては助産師は全然気にしてない。むしろ医師の方が嫌がる傾向とお見受けする。赤ちゃん出る場所が不潔になるから。
でも一番イヤなのはママ本人だろう。出来るならそうならないようにしてあげたい。
昔(30年前位?)は陣痛始まったら石けん浣腸をした。石けん液を300~500mlお尻から入れるのだ。びっくりでしょ?
それからグリセリン浣腸に代わり、今はそれが主流。
30or50ml入れるだけ。すぐ済む。ディスポーザブルの製品があるから準備も後片付けも簡単。昔は浣腸器という大きな注射器みたいなのに温めたグリセリンを吸ってそれにゴムの管つないで、とチョーめんどくさかったのに(ぶちぶち‥)
妊婦はただでさえ便秘がち。
内診したら膣のお隣の直腸にウンチさんがいらっしゃるのがわかるときもある。
「今日朝出ました!」ならいいが、「普段から便秘でここんとこ出てないで心配」なら浣腸してもらってもいい。
ただし、子宮口が5~6㎝以上や破水してたら浣腸できないので便秘の方は入院をややお早めに。
オシッコの方も陣痛が痛くて動けなくて、あまりトイレに行かなかったら膀胱がパンパンに。そうなると赤ちゃんの進行のジャマのなる。
導尿されないように分娩室に入る前にはトイレに行っとこう。
もしお産の時にウンチ・オシッコが出ても気にしないでね~!現場の人間は慣れてるから全然平気だよ。
ゲロゲロな気分
この時期によく吐くひとがいる。
ああ、ムカムカして気分悪い。
だいだいこんなに痛いのに何か食べる気になるかっての。
なのに助産師は平気な顔で「また何か食べろ」っていうし、ひどくない?
おっしゃる通り。何だか「吐く」って行為は本能的に生命の危機を感じるせいか、すっごく落ち込む。
でもこれもよくある事。悪いが助産師は見慣れている。
どうしても食べることができないなら無理しないでいいが、筋肉が動き続けるために糖分補給はしたほうがいい。
食べれるならアイスでもスイーツでもいいが、甘い飲み物はそのうち飽きてくるし、チビチビ飲んでたら虫歯の原因にもなるのでスルッと噛まずに飲める○○ゼリーなんかいかが?
陣痛が弱くなってきた。動いた方がいいの?
よく「階段の昇り降りがいい」というのは子宮筋の収縮が他の筋肉の影響を受けるから。階段の昇り降りは大きな筋肉のひとつである大腿四頭筋を動かすからね。
ならスクワットでもいいのか。
お産の時避けたいのが微弱陣痛だが(他に避けたいコワいことはたくさんあるがレアである)じゃあ動いて陣痛を強くする努力をした方がいいか、と時々訊かれる。
ここで今回の結論を見てほしい。
「疲れないこと」だ。
時期にもよる。まだ元気あるし、動くことで気が紛れるならどうぞ。
ただ微弱陣痛が起きるのは、たいがい何時間もたって子宮も身体の疲れてきたとき。
早く終わらせてしまいたいと焦る気持ちはわかるが、疲れてきた原因を考えよう。
呼吸法はやっているか
昨日はちゃんと眠れたか
ご飯は食べれているか
もともと自分は運動不足で疲れやすい体質なのか など。
自分の身体と会話して判断し、休むときは休もう。
リラックスして副交感神経優位のほうが、お産は進むという(その為の呼吸法でもある)
音楽聞いたり、アロマたいたり、家族と赤ちゃんのことを話したり、たんに寝たりしてリラックスしていれば、きっとそのうちお産んの神様が下りてくること間違いなし!
それではまた次回。
まだまだ第一期は終わらない。ごめんくださいませ。


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