顔の老化で忌むべきシワ3姉妹、表皮シワ、真皮シワ、表情シワのうち一番厄介な真皮シワ。何故なら真皮シワは不可逆的(一度出来たら元に戻らない)だからだ。表皮シワや表情シワは改善することはあるが、真皮シワは一度クッキリ出来てしまったらもう美容皮膚科にでも行かないと無くすのは無理だろう。いわゆる真顔でも存在する皮膚の窪みである。だからこそ予防が大切なのだ。
これを読んでいる60才以上の方から「じゃあもう出来ちゃってるからどうしようもないじゃない」と思われるかもしれないが、そのシワの進行を止め、浅く目立たなくするのは可能だと思う。まずはそれ以上深く太いシワにしない為の対策から。私達の年代で何もしないというのは坂を転げ落ちるということなのだから。
真皮シワの予防・改善に効くのはこの2つの表情筋
真皮シワの予防には適度な表情筋の運動が必要ではないかという事は、前回述べた。筋肉は使わないと弱く硬くなる。加齢でそれは加速する。動かさないことで筋肉が硬くなり皮膚がよれる。
表情筋といっても全部をケアするのは無理。私が若見えで重要と思うのはこの2つの表情筋である。
大頬骨筋・小頬骨筋と眼輪筋だ。
口角が下がっていて「なんか機嫌悪い?」と言われるような表情をしていないだろうか。口角を持ち上げるのはホホの筋肉、大・小の頬骨筋だ。いつも気を付けて使ってないと直ぐに疲れて笑顔が保てず「不機嫌オバサン」の出来上がり。オバサン、オバアサンはいつも口角が下がっている。ここの筋肉はほうれい線とおおいに関係があると私はふんでいる。そういう面では、いつもここの筋肉を使う女優やオペラ歌手にはほうれい線は薄い?今後の研究課題だ。もっともオペラ歌手はおデブさんが多いので若見えはしないが。
もう一つ鍛えておいた(よく使っておいた)方がいい表情筋は眼輪筋。目をぐるりと取り巻く筋肉で目の開閉に使う。トシをとりこの筋肉が弱ると目をしっかり開けれなくなる。最近の写真を見てほしい。あなたは目をパッチリ開けているだろうか。高齢になればなるほどマブタは日常的に下がり、眼球は隠れる。そして目が細くなるのも老け顔の特徴である。鏡で自分の目を見て、黒目が全部見えているか?
眼輪筋を使う運動は瞬きだけでなく、『意識的にしっかりマブタを挙げる』のもやること。これも日常的にやらないと高齢になるとできなくなってくるだろう。スマホも含めて現代は長時間下ばかり見る。スマホは瞬き回数も減らすことがわかっていて、なおの事眼輪筋は楽をする。(ドライアイも助長する)スマホを見るなと言ってない。そういう事実を知っているか知らないかで違ってくると思うのだ。
『目を見開く』というと眉を上げてそうする人がいるが、それは額の筋肉を使ってマブタも引き上げているだけ。それでは眼輪筋は使ってないし、「何びっくりしてるの?」と言われるよ。眉は動かさず眼輪筋だけ(まぶた)で黒目が見えるまで目を見開こう。
眼輪筋のトレーニングと目の周囲のシワとの関係はまだはっきりした事は言えない。なぜならシワの出来る要因はほかにも沢山あるからだ。しかし目の周りの皮膚は顔の中でもとりわけ薄く、加齢によってより薄くなり皮膚のすぐ下の筋肉の形がモロに出てくるという。加齢で筋肉が弱くなって、上の眼輪筋は目尻の方に流れ、下の眼輪筋は目の下にだらんとぶら下がって来るその形がね。それがイヤなら筋肉を出来るだけ若い時の状態にキープすべきだろう。
筋肉を劣化させる悪魔~AGEs
もう一つ、皮膚や筋肉を硬化させるものにAGEsがある。
AGEs~終末糖化産物は体内の糖がタンパク質と結びついてできたもの(生体化学反応でできた生成物)で、これは様々な組織を硬化させ、コラーゲンを含むタンパク質の正常な合成を阻害する。これが多く体内で生成されると老化は加速する。皮膚や筋肉や血管などの組織を硬く劣化させるからだ。(ついでに肌も黒っぽくくすみ、シミが増える)
体内にAGEsが多くなる原因はまずは『糖質の摂りすぎ』。なんせ人体は、結びつく相手のタンパク質だらけである。糖質過多(特に砂糖や、合成糖~果糖ブドウ糖液糖など)の食生活でAGEsはドンドン増える。
もう一つは『直接大量にAGEsが含まれた食品を日常的に食べる』場合。ホットケーキや揚げ物のあのこんがりと美味しそうな色はAGEsが含まれている証拠。だから毎日揚げ物なんてNG。えっそんなに揚げ物ばかり食べてないって?しかし何といってもそれらの何倍もの大量のAGEsを含んでいる食品はフライドポテトとポテトチップス。ポテチなら孫と一緒にしばしば口にするのでは?
若さを保ちたいなら、この2つはこの世から無くなったと思うべき。若者は新陳代謝が活発なので多少食べても大きな影響はないかもしれないが、我らはダメだ。何故ならAGEsは一度出来たら無くならないからだ。
ちなみにAGEsは数種あるが、その中で超悪玉『アクリルアミド』を多量に含んでいるのがこのフライドポテトとポテチ。「アクリルアミド」は発がん性物質とも言われている。
いくらトレーニングをしても、高級化粧品や美容サプリを飲んでも食生活がダメダメでは老け顔一直線である。タバコもだめだ。喫煙者で肌がきれいな中高年にはお目にかかった事はない。
今回は前回に引き続き表情筋を硬化させない事に終始したが、他にも要因は多々あり、気を付けたいことはてんこ盛り。
「そんなにいろいろ出来ないよ~」いえいえ、出来る出来ないは後から考えましょ。まずは知る事、考えること。知れば必ず行動は少しずづでも変わって来る。
私と一緒にキレイな老後を目指しましょ~ね。合言葉『あきらめたら老ける!』で。
それではまた次回。ごめんなさいませ。


コメント