必死に努力しているつもりなのに成果が出ずに全てが虚しく感じる時を、誰でも1度ならず経験しているのではないだろうか。
これだけの労力と時間と自分の忍耐を費やしても、期待する結果が出ないことへの不安。人生の一部を無駄にしたと失望するのではないか。その不安に縛られて息苦しく、身動きが出来なくなることがなかった?
不安は生命力を摩耗させ、眉間にシワを作る。美容に悪い事この上ない。
『人が不安になるのは、自分への理解がまだ十分ではないからだ』というのを読んだことがある。それはどういう意味なのか。
不安の正体は
『人生は自分を知る旅』ともいわれるが、普段から(たまに自己嫌悪に苛まれることはあっても)「もっと自分を知りたい!」と熱望している人は少ないだろう。理由の一つはもう自分の事は十分わかってると考えているか、または深く考えたら自分の不完全な所がボロボロ出るのが分かっていて、なるべくそれは見たくないと思っているか。
しかし冒頭の説が正しいならば、もしあなたが時々不安な気持ちになるのであれば、あなたは自分の理解が足りないという事になる。
不安とは。それは不幸の想像だ。ほとんどの受験生は不安だろう。試験に落ちた時を想像するからである。長く病気を患っているの人は不安だ。治らない事を想像してしまうから。新しい事に挑戦するのは不安だ。失敗して恥をかくかもしれない‥。
ネガティヴな想像を次から次へとする人は不安が無くならない。(心配性っての?)
そして『不安は解消すべき不快な感情』と思われている。だから世の市場では消費者の不安を煽る宣伝をする。
「お安いのは今日だけですよ」「今これを使わないと後で後悔しますよ」「限定○○個なんで直ぐに売り切れますよ」そうやって買えなくてガッカリしている自分を想像してアタフタと購入してしまう。
「損したー!」と悔しく思う不幸を回避するために。
薄々これはセールストークだろうと分かっていたのに、私は過去何度この手口に乗せられて多くの買い物をしていたことか。
お買い得を逃してやっぱり買っときゃ良かったと後悔するのは、ドケチな私にとっては人並以上の不幸だったんだろうな。じゃなきゃあんなに不安感が煽られるはずがない。
それでは、私は私をもっと理解すれば、もうそんな不安はなくなるのか?
しばし考え込んだ。自分を理解するとはどういうこと?
自分が不幸だと無意識に想像したことは、自分にとってそう不幸なことではないかもしれない?ただの思い込みなのかどうか、考えてみる。
たとえば、お安くなった限定品。買えなかったとしたら。どうしてもそれが無いと困るもの?何年もずっと欲しかったもの?定価でも欲しい物?
全部Noだ。安くなければ買わないものばかり。という事は無くたって困らない。買えなくても不幸にはならないのだ。よくよく考えたらそう分かるのに、何故その時は分からない?
答え:考えないから。
「そんなケチな不幸は不幸とは呼ばないよ。もっと深刻な不幸を想像したら不安になるわよ!」
「困らない」は不幸じゃない
そういう声が聞こえそうだ。それでは私にとって今一番の不安をお教えしよう。
復職である。リストラされて早4か月。雇用保険支給期間のほぼ半分が過ぎようとしている。
もとからこのコロナの吹きすさぶ中、医療現場には出来るならまだ戻りたくないという気持ちもあってまだ、どこにも面接には行っていない。ほとんどステイホームの毎日だ。
しかしいつまでもこんな暮らしが続かないことはわかってる。失業給付が無くなったら困るのだ。家のローンもあと10年ある。働かないといけない。年金の繰り上げでは足りないし、後が困る。
果たして、また助産師として働けるだろうか。必要生活額を得るのにキツイ勤務をしなくてはいけないだろうか。夜勤はどうか。人間関係に慣れるだろうか。第一、この年齢で雇ってもらえるのか。
何も決まっていない宙ぶらりんは不安である。ウズウズと早く決めてしまって安心したい気持ちがうごめく。でも、もし面接に行って来週から来てくださいと言われたら?(ええ?出来れば来年以降がいいんですけど)いや、待て待て、必ず採用されるとは限らないんだぞ。そんな我儘言ってて、今募集してても3か月後にはもう募集が無いかもしれない?
考え出したらキリが無い。
それでは自分理解:不安の解剖に入っていこう。
フルタイムで働きたいか?
No。これからはワークライフバランスのとれた生活を望む。
助産師がしたいか?
Yes。一時は看護師免許があるので他科も視野に入れてたがやはりお産がいい。
夜勤はするか?
Yes。お産に関わるなら夜勤は避けれない。だた体力や施設のシステムと相談。
以上の条件が失業給付期間が終わっても見つからなければ?そうだ。最大の不安がここにあったことに気が付く。それが怖いが為に、条件を満たしてなくてもソワソワと他科などに食指が動いていたのだった。
失業給付が切れたら何が困る?生活できなくなる?この家に住めなくなる?電気・水道止められる?そんな事はない。少なくとも3年はこの生活を維持できる貯金はある。(まあ、それだけしかないので老後資金にとっておきたい)ドケチなので貯金が減っていくのがイヤなだけ。
でもまさか、あと3年も無職でプラプラしてはいないだろう。まだ無職になって4ヶ月なのだ。焦らなくても大丈夫。4ヶ月後の私は何も困らない。
冒頭の言葉を言った人がこうも言っている。
「不幸を感じたら、それで辛いと思わずに『自分は今混乱しているだけ』と思おう」と。
物事の悪い面だけを数える混乱。
今まで歩いてきた道は1本だけどこれから歩く道は無数にあり、石ころだらけの道も、花が咲いている道も選ぶのは自分なのだから。混乱から抜け出せばきっと正しい道に戻れるはずだ。
リストラ生活中の私は取りあえず混乱はないか‥な。
それではまた次回!ごめんなさいませ。


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