60才からの美容術 ⑱ドライが美味しい!

 ビールの事ではない。人間関係の事でもない。
 ここではフルーツのことである。なあんだ、あまり食べないからいいや、と読むのをやめようとしたあなた。私のドライフルーツ愛を読んだら、気が変わるかも。

ドライフルーツは完全オヤツなのだ

 『ドライフルーツ』と言ったら何を思い浮かべる?一般的に市販されいるのは、レーズン、パイン、アンズ、マンゴー、柿、プルーン。品数の多い店では、イチジク、ブルーベリー、クコの実、デーツ、オレンジピールなど。 バナナチップスは乾燥させているのではなく、油で揚げているので違うし、リンゴやモモなどは砂糖煮を半乾燥させた製品もあるがこれらは除く。

 ただ、市販されているのにはレーズンやプルーンみたいにがまぶしてあったり、パインやキウイの様に表面を砂糖でカリッとさせたものがあるので要注意。(ザボン漬けとかね)ただでさえ水分が抜けて果糖がギュッと濃縮されているのにその上に砂糖は要らないかな。自然に、ただ乾燥させただけの果物は栄養の宝庫なのだ。ただ、そういう商品は少ない。マンゴー、イチジク、干し柿、クランベリーぐらい?
 日本ではそのまま食べるというより、お菓子やシリアルに入れて食べることが多い。それだけに少量でも存在感を出す為にかなり甘くしてある。当然自然の甘みではない。美容・健康にいいドライフルーツを摂っても同時に砂糖もけっこう摂ってしまうのだ。

 ドライフルーツの一番いい所は食物繊維が豊富だということ。食物繊維は美容・健康を維持する上にも重要な栄養素だ。昔はお通じにいいだけのイメージしか持たれてなかったが、血糖値を緩やかに上げ、肥満や成人病を防ぎ、腸内環境を整えることで免疫力も上げる。
豆腐はイソフラボンを含む大豆の栄養を撮るのにお手軽だが、残念な事に食物繊維が少ない。なので、私は何にでもおからパウダーを入れている。日本人は食物繊維をだんだん摂らない食生活になっていき、今は足りていないのだという。

 もちろん他の栄養価も高い。ビタミンだけは生の時より減るが、あとは濃縮されていてる。マンゴーならビタミンA・Ⅽ、βカロテン、妊婦にいい葉酸も含まれている。レーズンやプルーンなど皮ごとなのでポリフェノール、アントシアニンが多く、カリウム、鉄分、カルシウムが豊富。クランベリーは小さいのでそのままというよりヨーグルトなどのトッピングに良し。βカロテンのほかにフラボノイド、カテキンなどの抗酸化が期待できる。クコの実(ゴジベリー)は漢方薬でもあり、楊貴妃が毎日食べていたほどの美容フード。抗脂肪肝作用もあるとか。

 そして良く噛む事。今は噛まなくていい食材ばかりである。
 「口の中でトロけるぅ~」とグルメ番組で芸能人が頬を押さえて叫ぶ。(だいたい口の中で融けるのはアブラである)人類は昔よく噛むためにあった最奥歯(親知らず)はもう要らないとばかりに出てこなくなった。このままだと、遠い未来は奥歯が無くなっているかもしれない。噛む事によって良く出る消化液発達する言語の筋肉刺激をうける脳は何か代わりを見つけるのだろう。だが、今は噛む事でしかこれらの恩恵は与かれない。

 次にドライフルーツの利点は保存がきくということだ。生の果物のように腐ったり熟しすぎて食べられなくなったりしない。モノによってはカビが生えるかもしてないが、冷蔵庫に入れておけばほぼ大丈夫。まとめ買いもできる(安売りはあまり無いが)。食べたいときに小皿に出して(ここ大事!袋から直接は食べ過ぎの元)今からは暖かい飲み物と一緒に頂く。コーヒーより紅茶が合う。私は時々熱い紅茶にしばし浸す。紅茶がほんのり甘くなり、香りがフルーティーになる。ドライフルーツも軟らかくなるので、歯の治療中でしっかり噛めない時などにいい。(そんな時に食べなくても‥。) 
 水分が少なめなので冷凍でも細胞が壊れず大丈夫だそう。干し柿みたいなカビやすい半生なものは冷凍がいいかも。何か月ももつという。

 あとは手が汚れない。生のフルーツで手が汚れないのはバナナぐらい?(カットフルーツは別)まあ、プルーンはねちゃっとしてるからフォークが要るが。
 そして優しい甘さ。このトシになれば、ただ甘いだけのケーキやチョコ菓子ではもう満足できない。ドライフルーツの甘さと共存する少しの酸っぱさや苦さ。これこそが自然が与えてくれた美味しさである。ケーキもフルーツが入ってるのが人気でしょ?

良い物には時間がかかる⁉

 こんないいとこだらけのドライフルーツだが、難点もある。欠点は2つ。

 一つ目。 お値段が高いのだ。そもそもフルーツ自体が安くはないのだ。それに手間暇かけている。オレンジやキウイ、リンゴなどの乾燥果実(フリーズドライ?)はめちゃくちゃ高く、ほんのちょっとで数日分のおかず代ぐらいに‥。そして大好きな干し柿も。あんぽ柿1個はケーキ屋さんのケーキと変わらない。ならば自分で作るしかない!

 するとなれば干し柿か。生の渋柿も安くないのよね。散歩で柿の木に生りっ放しで放置しているよそン家の柿を「あれは渋柿なんだろうなあ、欲しいなあ」と恨めしく見ていた私であった。(生の渋柿をかじった事ある?「渋い」の本当の意味が分かるよね)仕方がない、買いに行こう。

 渋柿と甘柿では糖度は渋柿のほうが上で、渋のもとタンニンで甘さが分からないだけ。干されてタンニンが変化して、あのねっとりした甘さの干し柿が出来上がるのだ。

 甘柿をスライスして数日間干すというのを昔やってみたことがある。沢山貰って、ほっといたらドンドン熟柿になりそうだったからだ。熟柿も嫌いではないが、毎日では飽きる。
 4~5日でいい具合に半乾燥して美味しかった。渋柿でも試してみたが、数日ではやっぱり渋は抜けないのだわ。いいものには時間がかかる、か。
 しかし私は短気であった。

 そう言えば、電子レンジでスライス野菜をチップスにする器具がウチにあったと思い出す。サツマイモやカボチャで試してみたが、レンジをかけ足りないと硬く生っぽいし、かけ過ぎれば焦げて上手くできずにほったらかしていたやつが、どこかにあるはず。フルーツなら半生でもいいし。

 早速取り出して使ってみる。丸い車輪のような形でぐるりとスライス野菜を立てる溝が24ほど。
 ナニナニ?ジャガイモ、レンコン、カボチャ以外には使わないでくださいって?
 そんな但し書きに怯む私ではない。早速キウイをスライスし溝に立てて電子レンジへ。後からよく考えれば分かる事だったが‥輪切りの原型を留めないキウイジャム(しかも酸っぱい)が溝にへばりつくだけで終わった。そうよね、ジャムって電子レンジでも出来たよね‥。

「キウイは水分が多すぎてダメだったが、もっと果肉がしっかりしたものだったら」
 よし、今度はリンゴだ(懲りない)。とにかく水分がしっかり抜ける必要があるから、ワット数を弱めに、時間を長くしてみた。(箱の説明書きは無視)途中で見てみると、それはスライス焼きリンゴ状態。
 いやいや、ここで諦めるべからず。カラカラになると茶色く焦げだすので、少し色が付きだしたところで止める。見た感じはちょっと古くなった切干大根?
 いざ、試食。うん、硬さはドライマンゴーぐらいで噛み応えあり。生より甘酸っぱさがギュッと濃くなり「うまいうまい」とあっという間に大玉半個分を完食。しまった無くなっちゃったと、あと半個分をまた作り、冷めてから冷蔵庫へ。多分日持ちは1週間位だろう。(直ぐ無くなるだろうが)

 これで、ちょっとリンゴが食べたいときも、包丁出さずにリンゴが食べれる。しかもお菓子よりヘルシー。でも果物ではリンゴ以外では無理だろうなあ。この方法ではやっぱり硬い野菜でチップスを作るしかないか。

 あともう一つの欠点はカロリーが高く、つい食べ過ぎてしまうこと。乾燥して生の4~5分の1の体積になっているのをお忘れなく。水溶性食物繊維のペクチンも多いが不溶性も多く、食べ過ぎで便秘になる可能性もある。

 さあ、今度は干し柿に挑戦だ。干し柿は何週間もかかる。短期な私には修行だな。とりあえず、スナック菓子よ、さようなら!を目指して。

 それではまた次回!ごめんなさいませ。

 

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