「さら湯は身の毒」「一番風呂は馬鹿が入る」など聞いたことがあるだろう。
昔から一番風呂のさら湯は身体に悪いは言われるが、それは浸透圧の関係だ。身体をゴシゴシ洗った後に湯舟に入り、皮膚のバリアー機能が弱まったその時に身体のミネラル分が流出する。疲れたり、肌荒れを起こしやすいというのだ。昔は家庭内で一番偉いとされた家長が一番風呂にはいっていたが、実は家族の為に我が身を犠牲にしていたのね。
日本の昔からの入浴剤は
一番風呂でなければ、前の人の汗やミネラル分でそれは防げるとはいうものの、やはり他人が入った後の風呂は衛生上気持ちが良くない。そこで入浴剤なるものが存在する。これを入れれば一番風呂も何のその。家長も我が身を守ることができるし。
日本には昔から季節ごとにいろいろあり、それは『季節湯』と呼ばれ菖蒲やゆずが有名だ。
5月5日の「菖蒲油」 菖蒲の葉や根にはアサロンやオイゲノールという精油成分が多く含まれ、腰痛や神経痛に効果があるといわれる。ふつう葉を直接湯に入れる。
冬至(12月22日頃)の「ゆず湯」 どこかのテーマでカピバラ(カピパラは間違いだそう)も入ってたね。ゆずは身体を温めて、昔から「ゆず湯に入れば風邪をひかない」と言われてきた。切って入れると刺激が強くなりすぎる場合があるので、丸のまま入れるのが一般的。
正月後の「松湯」 お正月のお飾り(門松など)の松の葉を使ったりもしたそう。松の葉の精油成分が身体を温めてくれる。また森林のような香りもリラックス効果が期待できる。生の松の葉だけを使い、ぬるま湯で洗った後、煮だして布でこし煮汁をお風呂に入れる。(これ意外と手間がかかるね)
「ミカン湯」 柑橘系のいい香り。ミカンを食べた後の皮を陰干し乾燥させ、何個か分を布袋に入れて使う。ミカンの皮のリモネンが垢も吸着してくれるので浴槽の掃除も楽とか。ゆずやミカンの柑橘系に含まれるビタミンCは水道水の塩素も除去してくれる。
「桜湯」 外国でも花を湯舟に浮かべたりしている(バラが多い?)が、桜の花をわっさり浮かべる贅沢なお風呂もあるとか。まあ、桜の香りは好き嫌いがあると思うが、見た目は素晴らしそう。
「塩」 ザ、シンプル。これはミネラル分豊富な天然塩でなければいけない。市販の入浴剤にもしょっぱいのがあるよね。
こうやって昔の人は季節感と効能の二重取りをしていたのだろうが、今は何と言っても多機能な「入浴剤」がある!私は一人暮らしなので良くも悪くもalways一番風呂だ。必ず入浴剤は入れる。
販売された入浴剤としては、明治時代ごろには生薬が布袋に入ったものや、温泉成分を粉末にいたものが売られていたという。
私の入浴剤事情
入浴剤もピンキリ。だが、安いのはやっぱり香りが良くない。人工的というか、鼻につくというか、飽きてしまう。なかなか市販で私の御眼鏡(お鼻?)に適うものが無い。飽きがこないものは1回分100円以上はする。「追い炊きをすれば2日楽しめますよ。そうすれば、1回分50円!」と言われても(子供の頃はよく同じ湯を2日間使っていた)入ってから時間がたったお湯はどうも雑菌が繁殖してる気がして嫌なのだ。で、1回入ったらその都度お湯は落とす。入浴剤に年間36000円を高いとみるか安いとみるか。いや、高いでしょ。
「湯の花」などのイオウ成分は身体にはいいかもしれないが、浴槽や風呂釜を傷める恐れがあるので除外。イオウは鉄を錆びさせるので追い炊き機能のついたお風呂には使用しない方が良いそうだ。
しかしもう今更、さら湯には入れないカラダになってしまっている。特にこれからの寒い季節は入浴剤でその後のポカポカ度合いも随分違う。なのでアレコレ試しているのである。どうやって節約するかを。
一番のお気に入りの入浴剤は某テレビ通販番組のベストセラーの物。お買い得日に購入しても1回分約100円。仕事をしていた時はもっぱらこれを使っていた。香りも自然のバラ由来だし、タンパク分解酵素が皮膚の汚れを優しく落としてくれるとか。仕事で疲れて動きたくない時など、お湯に浸かっているだけでいいなんて楽チン。浴槽にも垢が付かない。
しかし今は失業中の身。もっとリーズナブルに手に入る入浴剤はないか。しかも濁り湯がいい。なんか透明の色付き湯って合成着色料って感じじゃない?(濁り湯がそうでない保証は無いが)
今使っているのはモップレンタルの○○キンが出しているもの。(もちろんレンタルは失業と同時に解約)これの1回分は約80円だが、香りが以外に良かった。成分を見たら天然由来の香料。私の鼻もまんざらバカではなかったわ。着色料もナシ。アロマ系としっとり系があるが、当然しっとり系を選択。ちなみにしっとり成分はヒアルロン酸とホホバ油。医薬部外品。
次に1回分の使用料を減らす。ほどんどの入浴剤はお湯180~200ℓに対しての使用量が書いてある。しかし、180~200ℓってけっこうなお湯の量。今のお風呂の自動お湯張り機能ではお湯の量を選択できる。幸いウチの浴槽はホテルの様に長く、チビの私は寝そべることができる。せいぜい30㎝も溜まれば浸かれるのである。そこでお湯の量を130ℓに設定し、入浴剤は規定より少なめに使う。こうして15回分を20回にして1回分を60円にコストダウンした。だから今後も1回分個包装の物は戦力外である。
しかしレンタル止める時に買いだめをしたとはいえ、もうすぐ無くなる。まだレンタルをしている友人に購入を頼むか(それも面倒だなあ)新たに入浴剤を開拓するか、以前のに戻るか。重曹やアロマオイルで自分で作るという手もあるが、これは身体は温めるが保湿は無いだろうし。
思案中である。
それではまた次回。ごめんなさいませ。


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